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日食に全米大興奮 不測の事態も!?

Japan In-depth / 2024年4月3日 17時22分

日食に全米大興奮 不測の事態も!?




柏原雅弘(ニューヨーク在住フリービデオグラファー)





【まとめ】





・4月8日に北米で日食。49州ほとんどすべての場所で観測出来る。





・何百万人が日食を見ようと沿道に出て大渋滞が発生、不測の事態を招く可能性がある。





・全米に住む99%の人が日食を直に見ることが出来るという。





 





「400年に一度だけ同じ場所で発生し、4月8日、ニューヨークはその中心になる(Occurring in the same place only once every 400 years, New York State will be at the center of it all on April 8, 2024.)。」





これは「I LOVE NEW YORK(I ❤ NY)」キャンペーンを主催するニューヨーク州政府のサイトに書かれている説明だ。





日本では話題になっていないだろうが、来る4月8日に北米で日食が起こる。

こちらでは、良くも悪くも、今からそれがちょっとした騒ぎになっている。





今回の日食は、世界中でほぼ北米でしか観測できず、アメリカは、アラスカ州では一部にて、他49州では、ほとんどすべての場所で日食を直に観測することが出来るという、全米規模の天体ショーだ。





日食はハワイのはるか南、ポリネシアのあたりで始まりメキシコ、アメリカ、カナダの東海岸を抜けてヨーロッパに達する手前で終わる。









▲写真 4月8日の「日食の通り道」(ⒸNASA Visualization Studios)





そのうち、南のテキサス州からメイン州にかけての12州は皆既日食(太陽が月に完全に覆われる状態)の通り道に当たり、ニューヨーク州もその一つだ。





冒頭の「400年に一度」は皆既日食がニューヨーク州を通過することを指す。





4月8日が近づくに連れ、日食の話題が増えてきたように思う。





前回アメリカで日食が観測されたのは、比較的最近の2017年であった。





この時の日食は全米を西から東まで、文字通り横断する大天体イベントで、西海岸で始まった皆既日食は、8時間かけて東海岸で終わるまで、全米のネットワークTVで生中継され続け、大変なお祭り騒ぎ、全米を興奮の渦に巻き込んだ。アメリカ全土で観測された皆既日食としては99年ぶりということもあった。









▲写真 2017年8月21日、ニューヨークでの部分日食。この時のニューヨーク市での最大食率は71%(筆者撮影)





2017年の日食は記憶に新しい。記憶では、ただただ、お祭りだったと思う。だが、今回は同じく、皆既日食なのだが、何か、ちょっと様相が違う。





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