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日食に全米大興奮 不測の事態も!?

Japan In-depth / 2024年4月3日 17時22分

「ニューヨーク市」は、皆既日食の通り道からはやや外れているが、それでも当日は、最大91%まで欠けた太陽を観測することが出来る。





州政府は観光キャンペーンを兼ねて、ISO(国際標準化機構)の認証を受けた観測用メガネを、先月から無料で州内各所で配布し始めている。









▲写真 妻が「列に並んでゲットしてきた」というニューヨーク州公認の日食観測用メガネ。「I LOVE NEW YORK」キャンペーンの一環。配布は「1人2つまで」(筆者提供)





今回は、日食から一番遠いニューヨーク市でも日食率が91%と大きく、大丈夫と思って、普通のサングラスで太陽を見る、などしての日食を見ることによっての目への健康被害が予測され、州政府は認証を受けたメガネ以外は使わないように呼びかけているが、ネット上には怪しい安物の「観測用メガネ」が大量に売られている。









▲図 ネットで跋扈する「日食便乗」観測用メガネ。安価で売られそれぞれ「ISO(国際標準化機構)認証済み」の表記があるが、本当かどうかはわからない(筆者提供)





また、偽の「観測ツアー」や存在しない宿泊施設などへ誘導する詐欺にも十分注意するよう呼びかけている。





日食で休むのは学校ばかりではない。





ニューヨーク州に100店舗以上を構える大手スーパーはこの日、皆既食の通り道に当たる店舗では日食の時間帯の営業を取りやめるという。





従業員と、お客の安全を確保するための判断、かと思いきや、「皆既日食を経験する機会は一生に一度」。従業員全員で日食を見るために休む、とのことであった。(参考:Select Wegmans Stores Will Close for 30 minutes in Observance of the Solar Eclipse on April 8, 2024





ニューヨークの大手スーパー「Wegmans」のサイトより)





NASAによれば、2017年の日食を直接、またはネット、テレビで見た人は全米で2億1,500万人であった。その時は肉眼で日食を見ることができた人は限られていたが、今回は全米に住む99%の人が日食を直に見ることが出来るという。





今回、北米で日食が観測出来るのは4時間あまりだが、生涯の思い出に残るような、素敵な体験になることを願ってやまない。当日のニューヨークのお天気は良好、とのことである。





何も起きないことを願って。





 





(参照、引用)





https://www.newsweek.com/texas-official-warns-people-stock-food-ahead-solar-eclipse-1878477





(ニューズウィークから。テキサス州の勧告)





https://www.iloveny.com/events/eclipse-2024/





(ニューヨーク州政府「I LOVE NEW YORK」の日食特集サイト)





https://science.nasa.gov/eclipses/future-eclipses/eclipse-2024/





(NASAの解説サイト)





トップ写真: テキサス州オースティン ジルカー・パークで開催される音楽フェスティバルで日食を見る観客たち(2023年10月14日)出典:Erika Goldring/FilmMagic




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