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アメリカで相撲はクール!引退力士大活躍

Japan In-depth / 2024年4月25日 21時0分

チケットの値段だが、75ドル(1万1千円)〜$375ドル(5万7千円)で、観戦のみの75ドルのチケット以外には、弁当かスシに加えてアルコールがつく。さらに、追加料金を払えば、レスラーと一緒に土俵入り出来る、というチケットがあり、こちらは早々に売り切れるほどの人気である。





イベントは全米でもう10年以上行われているといい、今年はさらに全米で3回の興行が組まれている。





この様に、アメリカでは「Sumo」イベントは日本人が思うより頻繁に行われており、主催団体も多岐にわたって、ほぼ見分けがつかない。





ざっと今年のアメリカでの相撲イベントを調べてみたが、上記「WCS(国際相撲選手権)」「Sumo x Sushi」以外にも「US相撲オープン(今年は逸ノ城をゲストに迎え、24回目という!)」「全米相撲選手権(US Sumo National Championship)」「オール☆スター相撲」などに加え、ローカルのアマチュア相撲の大会も、数多くあり、その広がりは喜ばしく思うのだが、大相撲引退者も多く参加するこれらのイベントを、日本側はどう見ているのであろうか。





日本で相撲の国際化に最初に取り組んで、1992年に作られたのが「国際相撲連盟(ISF、Inteenational SUMO Federation)」であるといい、アマチュア相撲の普及振興を目指す日本相撲連盟、相撲の興行を行う日本相撲協会とは別の組織だ。





国際相撲連盟は相撲をオリンピック種目にすることも目指しており、それには世界的な相撲の競技人口の増加が必須であり、相撲が国際的に浸透して行くための活動をおこなっている。





MSGでのイベントを主催した団体は「International SUMO League(ISL、国際相撲同盟)と言って、名前が非常に紛らわしい。世界60カ国以上の国々から「最高のスモー・レスラー」を集めている、相撲の国際機関、という。





団体の会長ノア・ゴールドマン氏は「われわれは(日本の)相撲の伝統に忠実ですが、私たちの相撲は<相撲2.0>です。伝統的なルールを守りながら、相撲をより、クールなものにしています。」とメディアに語っており、相撲をより興行性が強いものにしようとしている意図がうかがえる。





事実、イベントでは日本の大相撲の様式的な部分は省かれ、どちらかと言えば、プロレス的な展開とノリで、スピード感を重視するアメリカではその方がマッチしてるのだろう。しかしながら「伝統を守る」ことは重要視し、ルールや決まり手は、大相撲に忠実であり、相撲の国際ルール標準化の主導権を握ろうとしているようにも見える。





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