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バイデン撤退 ドラマ伴う権力者の退場

Japan In-depth / 2024年7月23日 23時31分

ちなみにこの年の選挙はケネディ氏が予備選途中で、兄同様に暗殺される悲劇に見舞われ、民主党は当時のハンフリー副大統領を候補に指名したが、11月の選挙では共和党のリチャード・ニクソン氏に敗れた。





日本の場合を見ると、人気低迷で退陣したケースとしては、菅義偉前首相が記憶に新しい、





安倍晋三首相が病で総辞職した後を受け2020年9月に就任した。





内閣発足直後こそ、66%(就任直後の共同通信調査)という高い支持率を誇り、コロナ対策、デジタル庁発足などそれなりの実績を残したものの長男の政府高官接待疑惑が明るみに出たことなどをきっかけに人気は低落。衆参の補選での自民が敗北、地元横浜市長選で推薦候補が敗れるなどして求心力を一気に失った。人事などでてこ入れして秋の総裁選を乗り切ろうとしたが、時すでに遅かった。





この時に勝利した岸田文雄総裁(現首相)に対しては思うところがあるようで、政権発足時から距離を置き、政治資金をめぐる問題では「首相は責任を取っていない」などと退陣を求めるような発言をしている。





自分に立ちはだかった勝者に怨念を抱くのは洋の東西問わず共通しているとみえ、トランプ前大統領も、自分の再選を阻んだバイデン氏に対しては、氏が撤退表明した後も、口ぎたない罵倒を続けている。





国民、自民党内から見放されたケースは、森喜朗氏だ。





小渕恵三首相が病に倒れた後、2000年に自民党総裁・首相に就任したが、普段からの軽率な言動が災いして一年余りで官邸を去った。





就任直後に「日本は天皇を中心とした神の国」という〝神の国発言〟を批判され、宇和島水産高校の練習船がハワイで米潜水艦と衝突した事故の際、ゴルフに興じて官邸に駆け付けなかったことなどで人心が離れた。





必ずしも首相が批判を浴びる理由もないが、森氏の総裁就任をめぐっては「密室での話し合いだった」という不信感が国民に間にも根強く残っていたことも手伝って批判が拡大した。





氏は首相退陣後も問題発言を繰り返し、東京五輪組織委会長の時は女性軽視の発言をして、辞任に追い込まれている。





■ 日本で多い選挙に敗れての退陣





選挙で敗れたケース。





現職アメリカ大統領は2期を全うすることがほとんだが、例外もある。





比較的新しいのは、1992年、ブッシュ大統領(父、共和党)が無名に近かったビル・クリントン・アーカンソー州知事(民主党)に一敗地にまみれたケースだ。





ブッシュ氏はレーガン大統領時代に8年間、副大統領をつとめた。





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