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辞退騒動は体操協会の責任 今から次の五輪が楽しみ その1

Japan In-depth / 2024年8月6日 14時0分

 しかし結果は、16歳の選手2人の奮闘もあり、8位入賞。





 すると途端に、





「心は5人で闘っていた」





 などと、美談に仕立てるメディアが続出したのである。





 通報したのは誰か、などと今さら詮索することに意味はないと思うが、ここでも、代表チームの人選それ自体、問題はなかったのか、と追求するのがメディアの役割ではないだろうか。





 つくづく不毛な騒ぎであったと思えてならないが、協会にもまともな人はいるようで、





「彼女が次の五輪(2028年ロサンゼルス大会)を目指すのならば、全力でサポートしたい」





 とのコメントが聞かれたことは救いであった。





 私も、個人的な考えながら、是非ともそうしてもらいたいと思う。つまり、次の五輪に出場して結果を出し、協会や色々なこと言った人たちを見返してもらいたい。





 女子体操選手の全盛期は10代、などという話もよく聞かされるが、それは個人差もあろうし、早計には決めつけられまい。





 彼女の大先輩に当たる田中理恵さんは、中学生時代から「未来の日本代表」と称されていたが、高校時代は伸び悩んだ。アイドルばりの容姿ばかりが注目されて成績はいまひとつ、という時期が続いたのである。





 2008年の北京五輪出場を逃した歳は、引退も真剣に考えたと聞くが、次なる2012年ロンドン五輪には、兄、弟と3人きょうだいで同時出場、という、日本体操界始まって以来の快挙を達成した。





 この時、彼女は25歳。





 間もなく20歳になるというくだんの選手(先のことは分からないので、当人の将来をおもんばかって、本稿では実名は伏せた)には、まだまだ無限の可能性がある。





 次の大会は、心だけでなく本当に、5人で闘ってもらいたい。





トップ写真:パリ五輪の体操女子団体決勝で紹介される日本チームのメンバー(2024年7月30日 フランス・パリ)出典:Naomi Baker/Getty Images




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