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【自民党総裁選挙】6 河野太郎氏「政策分析」と「人事評価」

Japan In-depth / 2024年9月24日 15時0分

ネイティブ並みの英語で丁々発止で交渉するなど外交の舞台でも活躍したとも聞く。規制改革ではオンライン診療の解禁・拡大、熊本でのプッシュ型支援実施、新型コロナワクチンの高齢者向け7月までの摂取や1日100万回というミッションを達成、マイナンバーカード普及促進・・・・・実績も着実に積み上げていて、その優秀さは際立っている。





◆ 河野太郎の政策の特徴





男女の賃金格差及び正規・非正規雇用の格差是正、同一労働同一賃金同一待遇の徹底、社会保険料が「現役世代の賃金課税」となっていることを改めること、労働意欲の促進を目的とした勤労所得税額控除の検討、データに基づいた投資促進、産業創造(交通、医療・介護、教育、小売)、AIガバナンス・デジタル外交などを提示している。





特徴は第一に、国民起点・国民目線の改革である。デジタル技術の導入で公共サービスの効率化や有効性向上の道筋を提示する。これによって国民の「面倒」「手間」を削減できる。さらに左右の政治思想の対立や利害対立のレベルを超えた、オープンな政治基盤を提案する。





・「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を実現する

・デジタルシステムで給与支払を都度、一本化された窓口にデータ提供し、きめ細かな給付などをしやすい仕組みにする

・「行政事業レビューを活用しEBPMを徹底することで、効果の薄い事業はゼロベースで見直す」

・経済、財政、社会保障の推計や見通しを適正なものにするため、「独立財政機関」を設置する

・さらなる官僚の働き方改革を進めるため、質問主意書の答弁に対して一律に行っている内閣法制局の審査は廃止し、限りある行政資源を真に必要な部分に効率的に配分する

【出典】河野さん政策





第二に、日本経済再生のビジョンと実行プランの質である。過去には「アベノミクスで企業の利益は非常に大きくなったが、個人の所得にはつながらなかった」と指摘していて、一線を画している。





・規制改革で様々なイノベーションを促す

・リスキリングなどセーフティーネットを構築する

・労働市場改革によって人の移動を可能にする





という3つのことを同時に行う、まさに、まっとうな経済再生シナリオである。





特に、躍動感ある労働市場改革を強調し、雇用の流動化を明確に主張する。「国民の所得を増やすための躍動感ある労働市場をつくらなければならない。契約社員や派遣社員がより付加価値の高い仕事にスキルアップをするためセーフティーネットが必要だ」と主張し、もちろん解雇規制については見直しに積極的である。





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