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【自民党総裁選選挙】7 小林鷹之氏「政策分析」と「人事評価」

Japan In-depth / 2024年9月26日 13時42分

特徴の第一は、「分散型国づくり」というビジョンを掲げ、東京一極集中の是正を謳っているところである。「地方は稼げる」として、地方投資を進めていくことも主張する。


・10 年間の地方創生の取組を総括しつつ、地方における大学や企業等の充実・底上げ、一極集中による脆弱性を回避するための首都圏が持つ機能のバックアップ体制構築などにより、「分散型国づくり」を進めます。


・農山漁村を支える多様な人材の育成と地域資源を活かした「賑わい」創出、地域を牽引する食品産業関連企業の育成と成長支援、適正管理を通じた水産資源の維持・拡大、漁船漁業の構造改革やマーケットイン型養殖業の展開等による水産業の成長産業化、「多面的機能発揮」の拡充と鳥獣被害対策を進めます。


・道路や新幹線、空港、港湾など、地域の力が最大化されるような物流・人流のインフラを国が責任をもって更新・新設


・インバウンドの活力を、食・工芸・アートの購入、文化・地方・自然の体験等に誘い、更に日本経済の振興に活かすとともに、観光負荷対策にも取り組みます。地方の観光の高付加価値化を支援


【出典】小林さん政策


「千葉都民」が多い都市近郊出身の政治家がこういったことを言い出す、これは相当に凄いことである。また過去10年の地方創生の取り組みの検証などを訴えているところなど、その強い問題意識がうかがい知れる。


第二に、国家主導の産業政策である。「産業立国」を強調し、国のリーダーシップで「国家プロジェクト」を推進させていくシナリオのようで、国家の主導色が濃い。産業政策を重視し、半導体や自動車などの戦略産業の集積地をつくっていくそう。デジタルについても知見があり、デジタルサービス収支を黒字化し、「シン・デジタル日本」「デジタルで稼ぐ国」を目指していくとする。


・「シン・ニッポン創造計画」。わが国が強みを持っている、または強みを持たなければならない戦略分野として、半導体、自動車、グリーン、航空・宇宙、海洋、素材、金融、データ産業、スマート農林水産業等を選定します。それらの分野に、予算、税制、規制・制度を総動員し、地方に大胆に投資し、新たな時代の産業クラスターを全国に創ります。


・AI の開発・実装が世界一進んだ経済社会の実現に向けた「AI 先進国」実現プログラムを立ち上げます。


・データセンター整備など計算資源の抜本拡大を進めます。そのための半導体供給体制を構築します。


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