阪神ファンと高市候補支持者の嘆き 本当に「政治の季節」なのか その4
Japan In-depth / 2024年9月30日 11時0分
本連載でも以前に触れたことがあるが、安倍首相が
「自衛隊を憲法に明記し、憲法違反だとの議論が1ミリも起きないようにしたい」
としながら、
「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」
との憲法の条文(9条2項)はそのまま残す、などという噴飯物、もとい、なかなかユニークな憲法解釈を開陳した際、自衛隊はれっきとした戦力である、と忖度抜きの正論をぶつけたのが石破氏であった。これに激怒した安倍元首相は、石破だけは首相にさせない、と息巻いたとも伝えられるが、その「遺言」もかなわなかった。
そうではあるのだけれど、新たに船出する石破政権が、安倍政権の「負の遺産」を清算できるかと言えば、それは難しい。石破政権誕生の舞台裏を見れば一目瞭然で、派閥の論理で首相の座に就くことができた人が、派閥力学を無視できるとは考えにくい。
ここでまた「そうではあるのだけれど」と言葉を継がねばならないが、次回の総選挙について、自民党にかなり厳しい結果が出るだろうが、政権交代に至るとまで考えている人はほとんどいない。
次回・最終回でこの問題を見る。
(その1、その2、その3)
トップ写真:高市早苗衆議院議員(2024年9月27日東京千代田区)出典:Hiro Komae - Pool/Getty Images
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