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ニューヨーク・ヤンキースは15年ぶり世界一奪還ならずか ジンクス「松井秀喜の呪い」

Japan In-depth / 2024年10月28日 10時7分

 





TORONTO - APRIL 1: Right fielder Hideki Matsui #55 of the New York Yankees hits a groud ball to first base against the Toronto Blue Jays at SkyDome on April 1, 2003 in Toronto, Canada. The Yankees defeated the Blue Jays 10-1. (Photo by Rick Stewart/Getty Images)



写真:トロント・ブルージェイズとの試合でボールを打つ松井秀喜選手(2003年4月1日、カナダ・トロント)


出典:Photo by Rick Stewart/Getty Images


09年オフ、ヤンキースはWSのMVP松井さんとの契約を見送り放出。ロサンゼルス・エンゼルスの選手として2010年4月13日、ヤンキー・スタジアムに凱旋・敵チームの選手ながらスタンディング・オベーションを送られ、チャンピオンズ・リングを受け取ったシーンも有名だ。それにしても世界一奪還の立役者を放出するとは、憤りを感じた日本のファンは私だけではなかったろう。しかし以来、ヤンキースは世界制覇より遠ざかり、今季で15年が経つ。これが「松井秀喜の呪い」である。つまりヤンキースにとっては「もっとも世界一から遠ざかっている」2番目の記録に並んでいるのが現状だ。


ヤンキースはWS MVP選手放出について前科さえある。1996年の世界制覇でもMVPに輝いたリリーフ・エースのジョン・ウェットランドを放出。この時期、マリアノ・リベラが急成長中、すぐさまその穴を埋めた。だが松井さん放出後、ポスト・シーズンにおいて目の覚めるような活躍を見せる選手は登場していない。ア・リーグ優勝決定戦で4本塁打したジャンカルロ・スタントンがWSでもチームを牽引するのか、期待したい。


ヤンキースの世界タイトル失損は、MVPだった我らが松井さんを放出した「秀喜の呪い」と呼ぶにふさわしい。2024年のWSもヤンキースはここまでドジャースを相手に2連敗。逆転で4勝をもぎ取れば15年ぶりの世界一となるが、このまま黒星を重ねれば、球団史上もっとも世界一から遠ざかる記録の単独2位となる。またヤンキースがこの機を逃した場合、2028年シーズンまでにWS制覇を成し遂げなければ、球団史上、世界制覇なしの最長記録を更新する。


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