トランプ新政権の日本への意味とは その1 日本側「識者」の誤認の危険性
Japan In-depth / 2025年1月5日 20時49分
その思考を当時、最も明確に象徴していたのがオバマ大統領の夫人、ミシェル・オバマの言葉でした。夫のオバマが大統領に当選して間もない頃、こう言ったのです。「私はアメリカ人であることを誇りに思ったことは一度もない」と。
そうした認識を背景としてキリスト教を国教扱いするのはよくないからメリークリスマスという言葉も使ってはいけないとか、ジェンダー平等とかLGBTを推進するような政策をとった。普通は偉大な初代大統領とされてきたジョージ・ワシントンも奴隷を使っていたから、好ましくない人物とされてしまった。少数派、恵まれない人、貧しい人をとにかく優遇した。その一方、企業の自由な活動は規制し、法人税はどんどん上げて35%にまで上げた。
そういう「左傾化」の流れに反対して、アメリカをその歴史や伝統をも含めて誇りを持てる国にすると言って登場したのが8年前のドナルド・トランプだったわけです。
(その2につづく)
トップ写真:フロリダの邸宅マール・ア・ラーゴで大晦日を迎える、ドナルド・トランプ次期米大統領とメラニア夫人(2024年12月31日フロリダ州パームビーチ)出典:Eva Marie Uzcategui/Getty Images
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トランプ次期政権の移民・経済政策に期待するも国内の分断修復は期待せず、米世論調査(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月8日 0時35分
-
米抑止力の復活「2025年を占う!」国際情勢
Japan In-depth / 2024年12月30日 14時13分
-
石破さんとトランプ次期大統領は信頼関係を築けるのか? 首相持論の受け止めは【ワシントン報告㉓首脳外交】
47NEWS / 2024年12月27日 9時0分
-
イーロン・マスクの"娘"はトランプにすり寄る父に幻滅…アメリカで再燃している「女子トイレ問題」の深刻さ
プレジデントオンライン / 2024年12月25日 9時15分
-
トランプ氏はなぜ勝ったのか ドーク教授の分析 その10 アメリカの左翼と日本の保守
Japan In-depth / 2024年12月19日 9時17分
ランキング
-
1公明党の山口元代表、衆参同日選に否定的…「いっぺんに大量の民意を固定してしまうやり方は望ましくない」
読売新聞 / 2025年1月8日 17時20分
-
2中国系ハッカー集団関与か 防衛省やJAXAへサイバー攻撃210件
毎日新聞 / 2025年1月8日 15時0分
-
3医療施設に男性遺体放置か=新たに男1人逮捕―千葉県警
時事通信 / 2025年1月8日 18時43分
-
4「飲ませるの面倒だからいつも薬捨ててる」看護師の可能性があるアカウントが不適切処置に関する投稿 千葉大病院が内部調査を開始【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月8日 11時20分
-
5「不要不急の外出控えてテレワークも活用を」10日にかけて日本海側中心に大雪 車両の立ち往生、公共交通機関の遅延・運休のおそれ 気象庁・国交省会見
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月8日 14時19分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください