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【海外発!Breaking News】インドのハチ公! 亡き飼い主が運ばれた遺体安置所前で4か月、帰りを待つ犬<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年11月9日 17時6分

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インド南部ケララ州にある病院前に今から4か月前、1頭のオス犬がやって来て遺体安置所前で過ごすようになった。犬は飼い主が亡くなったのを知らず、最後に姿を見た場所で帰りを待っているようだという。そんなインドのハチ公について、印ニュースメディア『Times of India』などが伝えている。

印ケララ州「カンヌール地区病院」のスタッフ、ラジェシュ・クマール・ケイさん(Rajesh Kumar K)は今から約4か月前、遺体安置所前のスロープに1頭の犬がいることに気付いた。

ラジェシュさんは「その犬がいつ、病院にやって来たのかは正確に分からなくてね。ただ同じ場所で同じ犬をいつも見かけるようになった。そうして人々にその犬について色々聞いているうち、病院に搬送されてきた患者とともにやって来たこと、そしてその患者が亡くなってしまったことを知ったんだ」と語る。ただ飼い主は特定できていないそうで、「その犬は遺体安置所近くの理学療法専門の建物によく足を運び、夜になると必ず遺体安置所前に戻って来るんだよ」と続けた。

さらにラジェシュさんは、「やって来たばかりの頃は、食事を与えても口にすることはなくてね。しばらくするとやっと、ビスケットなどを食べるようになった。でも食べ物の好き嫌いが激しくてね。近くに住む野良犬たちとかかわることもないんだよ」と明かした。

また、同病院のマヤ・ゴパラクリシュナン医師(Dr. Maya Gopalakrishnan)は、この犬を“ラム(Ramu)”と名付けて可愛がり、餌を与えているそうで、次のように述べていた。

「スタッフにラムのことを聞いて以来、自宅で調理した餌を与えているの。前の飼い主が何を与えていたかは分からないけど、米はあまり好きではなく、卵や魚をよく食べるのよ。」

別のスタッフのヴィカス・クマールさん(Vikas Kumar)は、地元メディアの取材に応じ、このように話している。

「あの犬は、亡くなった飼い主が遺体安置所に運ばれるところを見ていたようでね。遺体はスロープがある正面のドアから入った後、道路に面した反対側のドアから運び出されることになっているんだ。だからきっと、飼い主が今もここにいると思っていて、4か月経った今も、この場所を離れようとしないのだろうね。」

そしてラムが遺体安置所の近くで過ごす様子はSNSに投稿され、次のようなコメントが寄せられた。

「日本のハチ公を思い出す。これはインドのハチ公だ。」
「これだから、飼い主が亡くなったことを知らせるべきなんだ。そうすれば犬が混乱せずに済むからね。」
「きっととても寂しいのでしょうね。」
「犬は人間に忠実で無償の愛を与えてくれる。元の飼い主はきっと、とても可愛がっていたのだろう。」
「『飼い主はきっと現れる』と信じているのでしょうね。」
「心が痛むよ。」
「この子を誰かが引き取ってくれることを願っているよ。」

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