【海外発!Breaking News】10歳で大学合格、かつて神童と呼ばれた28歳男性 無職で仕送りの今の生活に「幸せ」(中国)
TechinsightJapan / 2024年1月13日 20時55分
中国で2005年、10歳の少年が最年少で大学に合格した。彼は現在28歳になり、社会に功績を残すような仕事に就いているかと思われたが、仕事をするわけでもなくニートのような生活を送っているという。世界の奇妙なニュースを紹介するウェブサイト『Oddity Central』などが伝えている。
2005年6月のこと、中国遼寧省出身の当時10歳だったジャン・シンヤンさん(张炘炀)が全国統一の大学入試を受験したところ、志望大学の天津工程師範学院(現在の天津職業技術師範大学)に見事合格し、一躍その名を知られることとなった。中国のポータルサイト『捜狐』によると、ジャンさんはIQ140以上で、大学入学後は13歳で修士課程を学び、16歳で博士号の取得を目指したという。
そんなジャンさんは、2歳半の時に1000字以上の漢字をわずか3か月で覚え、4歳から小学校に通っていたそうだ。彼はあまり裕福ではない家庭で育ったものの、父親の徹底した教育により、小学校では飛び級して6歳で小学校5年生に進級し、9歳を迎えた時はすでに高校3年生だった。
そして10歳で大学生になったジャンさんは「神童」と呼ばれるようになり、ジャンさんの両親のところには多くの人が子供の教育についてアドバイスを求めるようになった。しかし、ジャンさんが博士号を取得するために北京航空航天大学に入学した後、彼に対する世間の風当たりが強くなった。
それは、ジャンさんが両親に「北京市内に家を買ってくれないと勉学をやめる」と発言したことが原因だった。当時、ジャンさんは河北省廊坊市の自宅から50キロ以上の距離を歩いて大学に通っていたため、親元から離れて大学のある北京に住みたかったようだ。彼は当時、地元メディアのインタビューでこのように話している。
「両親は、僕が北京の大学に残って勉強を続けることを望んでいます。もしここに自分の家がなければ、僕はホームレスも同然です。両親は僕が博士号を取得することを望んでいるなら、なぜホームレスにならないように家を買ってくれないのでしょうか。両親は責任をもって、僕に十分な生活環境を与えるべきだ。」
ジャンさんの両親は息子を大学に通わせるため必死に働いていたが、北京に住宅を購入することは高額すぎて不可能だった。そのため両親は、賃貸で借りたアパートを「購入した」とジャンさんに偽って住まわせるしかなかった。このジャンさんの発言は世間のひんしゅくを買ったが、本人は両親についてこう主張していた。
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