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【海外発!Breaking News】強風でリフトの座席が“振り子”のように揺れ「死を意識した」とスキー客(伊)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年4月1日 16時36分

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イタリアのスキー場で3月下旬、時速100キロの非常に強い風が吹き、スキー客数名が乗ったままリフトの運行が停止された。座席が当時、振り子のように揺れる様子はカメラが捉えており、SNSで拡散すると衝撃が広がった。スキー場のニュースを伝えるネットサイト『SnowBrains』などが伝えた。

イタリア北西、チェルヴィニア(マッターホルン)のスキー場で3月28日午後3時過ぎ、時速100キロの強風が吹き、プラスチックのフード(カバー)が付いたスキーリフトが振り子のように揺れる様子が動画に収められた。

カメラは座席がクルクル回転し、まるでおもちゃのように巻き上げられる様子が映し出されており、撮影者でXユーザーの「Mr C Geo and PE」さんは当時のことをこのように説明していた。

「我々が乗る直前にリフトは閉鎖された。怖い! 数人はリフトに取り残されていて、座席数台は明らかに突風による損傷を受けていた。」



現地の情報によると、同スキー場の午後3時頃の風速は時速約20~30キロだったものの、約15分後には時速100キロに変化したそうで、同リフトに友人のバーナビー・ダニングさん(Barnaby Dunning)と一緒に乗り、40分間動きが取れなかったというステファニー・バートさん(Stephanie Burt)は、当時のことをこう語った。

「リフトが閉鎖されたのは私たちが乗ってから5分後で、もう少しで頂上に到達するところだった。それが突然の強風で座席は宙を舞い、お尻が何度も浮きあがり、私たちは前のフードに必死にしがみついていた。私が今、こうして生きていられるのは、体重が100キロあるバーナビーと一緒で座席が重かったから。ただ一時は、履いていたスキーが自分の肩に触れたほどだったのよ。」

「私たちの後ろの座席の男性は、運悪くフードが風で開いてしまったの。それでフードが船の帆のように働いて、座席が大きく揺れていたわ。そして男性は、座席から落ちる直前に悲痛な叫びを上げたの。まるでこれから命を失ってしまうような、そんな恐ろしい叫びをね。」



なお、この男性が座席から振り落とされる瞬間の映像は別のXユーザーがシェアしており、ヘリコプターで近くの病院に搬送されたことが明らかになっている。ただ「転落した男性はパトロールスタッフと一緒に歩いていた」という目撃情報があり、今回の強風による重傷者はいないという。

それでもステファニーさんは、「隣のリフトの座席に何度もぶつかりそうになり、『もう夫や子供に会えないかもしれない』と思った。それで3回ほど飛び降りようとしたものの、思いとどまった」と述べ、死を意識したことを明かしていた。

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