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時速320キロに快適さが加わった…韓国・新型高速列車「KTX青龍」に乗ってみた

KOREA WAVE / 2024年5月2日 7時0分

韓国鉄道公社提供(c)news1

【KOREA WAVE】「空間が広くなって、他のKTXよりは快適な感じがします」。韓国高速鉄道の新型高速列車「KTX青竜(チョンリョン)」に4月22日試乗した市民らは、こんな評価を口にした。

同日午前10時17分に出発した釜山行きの青龍は、大田駅に11時17分に到着した。

KTX青龍は、韓国鉄道公社が5月1日、運行開始を控えている。100%国内技術で設計・製作された次世代動力分散式高速列車で、国内最高速度だ。設計速度は時速352キロ、営業速度は時速320キロに達する。ソウル―釜山間を最短時間で2時間17分で走破する。

この日、記者が搭乗した区間はソウル―大田間の8号車だった。従来のKTX列車に比べ、広い座席間隔による開放感が感じられた。

KTX青龍内部の個別窓(c)news1

◇個別窓から外の景色を心地よく鑑賞

座席の前には携帯電話の無線充電装置があり、充電ケーブルがなくても無線で充電できる。加えて、座席ごとに個別窓の設置で、乗客が上げ下げできる。

揺れも大きく感じられなかった。列車を製作した現代ロテムのイ・ジョンリュル責任研究員は「ローリング(左右に揺れる現象)は従来より良くなり、数値的にも基準以下にコントロールしている。安定的で静かだ」と胸を張る。

この列車は前後に動力車がある動力集中式のKTXやKTX山川とは異なり、前後の運転室を除いた残りの客車6両に全て動力・制動装置が配置されている。動力分散式高速列車は加速と減速性能に優れ、出発と停止の時にかかる時間が相対的に短い。これは駅間距離が外国より近く、トンネルと橋梁が多いという韓国の鉄道環境に適している。

KTX青龍の内部の様子(c)news1

時速300㎞到達までの所要時間は3分32秒で、KTX山川の5分16秒に比べ1分44秒短縮され、加速能力が大幅に上昇した。220Vコンセント、無線充電器、USBポートが設置されており、電子機器の充電も便利だ。客室モニターの大きさも21.5インチで視認性が高まった。

車両の材質もマイルドスチールからアルミニウム圧縮材に変更して軽量化した。これにより線路への負担が減り、施設維持補修の効率性も高まった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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