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【エンタがビタミン♪】<大黒摩季インタビュー>復帰初ライブ、舞台までの20cmで覚悟を決めた

TechinsightJapan / 2016年11月18日 20時38分

■「私を大黒摩季にしてください」の真意
―そのニトリ文化ホールのライブでは「みんなで私をもう一回大黒摩季にしてください」とファンの皆さんに言っていましたね。
大黒:「私を大黒摩季にしてください」というのは、私、“大黒摩季”ってどういうものか忘れちゃったんですよ(苦笑)。
休業中、音楽専門学校の先生をしてきたんですが、いろいろな歌い方の技術を教えるわけじゃないですか。そうして6年自分の歌い方から離れると、“大黒摩季”の歌い方すら忘れるんですよ。
吉川晃司さんにコーラスに呼ばれたときに、「ここ、大黒くんらしくフェイクしてよ」って言われて、「どういうのが大黒くんでしたっけ?」って聞き返したら、吉川さんが「大黒くんは張りがあってエッジがあってビブラートもかかってて、ちょっとシャウティなの」って逆に教えてもらいました(笑)。
だから、みんなの好きな“大黒摩季”って何だったか、まず教えてね、皆さんの声援でまた力強い“大黒摩季”にしてね… それができるようになったらアップデートされた“ニュー大黒摩季”も出てくるでしょう。体も病気治療のためいっぱいいじっちゃったので、あの頃とは違うし、歌のポジションも全部変わっちゃったし、だいぶ似せているとは思うんですけど、出している経路も違うので、ひとまず規定ラインまで行こうと。みんなのニーズに応えているうちに私がやるべき“大黒摩季”になっていくのではないか、それまではみんなの胸を借りようという感じです。
今は目下、それに向かってだいぶ近づいてきたけど、最後のスパイスを練っている感じかな。

■大黒摩季というブランドについて
―すると、大黒摩季さんというのは、ご自身でありつつ、アーティスト・大黒摩季も別にいるような感覚なのですか?
大黒:よく皆さん言うんですけど、本人としてみれば、全部私の一部だし、だけど私だけでもないし。グッチとかフェンディとかブランドをみんなで作っているイメージなので、あくまでも私は最初の素材であり、最初のデザインの原画を描いた人であり… そのあとに例えばたくさんのミュージシャンの才能を拝借して肉付けをし、色を付けてきた…。
もうデビューして25年というと老舗になりますよね。カレー屋さんか団子屋さんか何屋さんなのか、そういうことで考えたら、「大黒摩季」という「バーニーズ」ではないかなと思います。ちょっとロックっぽいけど、元気になるグッズがおいてある。ノンジャンルで、「大黒摩季」という人が集めたセレクトショップ…それが”大黒摩季”というブランドなんだと思っています。
だから、実名と芸名の大黒摩季の違いもないし、本人はすごく気楽なものです。比較的私は家にいるとだらんとしているんですが、「よし、やるか」となると音楽の力を借りてヒールを履いてライダースジャケットを着て!、というだけの話です。

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