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【海外発!Breaking News】「排泄はトイレではなくバケツにしなさい」教師から精神的ダメージを受けた10代少女、1億4千万円の損害賠償金を得る(米)

TechinsightJapan / 2017年2月1日 21時20分

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排泄は自然現象。我慢をしろと言われても限界があり、当時14歳だった少女は「トイレに行きたい」と教師に訴えた。しかし教師はこの少女をトイレに行かせずに、「用具入れにあるバケツでしなさい」と指示した。これが原因で精神的苦痛を味わった少女が、このほど行政当局側から多額の損害賠償金を得たと英紙『Mirror』で伝えられている。

2012年2月22日、米カリフォルニア州サンディエゴにあるパトリック・ヘンリー高校の教室内で、当時14歳の女子生徒が尿意を催し、その時美術の授業を担当していたゴンジャ・ウォルフ教師に「トイレに行かせてください」と告げた。

ところがその女性教師は、女子生徒をトイレに行かせず「用具入れにバケツがあるからそこで用を足してシンクに流しなさい」と指示したという。素直にトイレに行かせてもらえないばかりか、バケツに排尿しろと言われた女子生徒は深く傷ついた。

その後この件が校内で広まったことで女子生徒はいじめの対象になり、嫌がらせのメールを受けるなどしたために激しく落ち込み自殺を図ったことさえあったという。そこで女子生徒側は学校を管轄している教育区「San Diego Unified School District(以下、SDU)」に2万5000ドル(約280万円)の損害賠償を請求したが、SDUはこれを拒否したため女子生徒側は250万ドル(約2億8000万円)の損害賠償額を求めて裁判で訴えを起こした。

今年1月25日の裁判で、SDUを弁護するキャサリン・マーティンさんは「ウォルフ先生は女子生徒に屈辱を与えるという意図は全くなく、授業中にトイレ休憩をすることは学校規則に反すると信じていました。『いいアイデアだと思った』ことは判断ミスだったと話しています」と述べた。

しかしながら原告側弁護士のブライアン・ワトキンス氏は「高校に入学したばかりの14歳の生徒がこのような屈辱行為を味わうべきではない」とあくまでも原告は侮辱を受けたことを主張した。

現在19歳になっている元女子生徒は仕事を得ているものの、この時の出来事がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こして今でもセラピー治療に通っているという。結果として、陪審員は行政当局側に125万ドル(約1億4000万円)の損害賠償と、女性が必要としたこれまでの医療費など4万1000ドル(約470万円)の支払いを命じた。

250万ドルには満たなかったものの、今回の評決には元女子生徒は納得しているそうだ。しかし一方で、行政当局はこの評決に失望を露わにしており起訴することも考慮しているという。弁護士のワトキンス氏は「私はこれまで20年間この仕事をしていますが、この件は最も特殊なケースの一つといってよいでしょう」と話している。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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