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【エンタがビタミン♪】NGT48荻野由佳が涙 合唱曲『群青』の今を知り「私も元気を与える存在になれたら」

TechinsightJapan / 2017年7月16日 16時15分

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7月15日、TBSで生放送された『音楽の日』で“未来に伝えたい曲”として福島県南相馬市の小高(おだか)中学校で誕生した合唱曲『群青』を取り上げた。安住紳一郎アナウンサーが小高中を訪れ、校長先生から『群青』が東日本大震災からほどなくして作られた経緯と、それから6年が経って今の生徒たちの意識が変化している現状を聞いた。

2011年3月11日の東日本大震災で南相馬市は津波による甚大な被害があり、小高中学校では生徒4名が亡くなった。さらに福島第一原発事故によって警戒区域に指定され、大半の生徒が全国に散り散りとなる。当時、音楽教諭を務めていた小田美樹さんは「震災後はとにかく誰ひとり声を出せない状態で、歌を歌う気持ちには皆なれなかった」と振り返る。

そこで小田さんは生徒たちの会話や作文から言葉を集めて『群青』を作った。当時の生徒に話を聞くと「小田先生が故郷・小高を想い書いてくれた歌詞だとすぐに分かった」「他の曲と比べて気持ちが勝手に入ってくる。自分たちが思ったことを歌っているので感情を込めて歌っちゃう」「震災直後から今も会えない友だちがいるので、ぐっときましたね。響きました」とその時の気持ちを思い出していた。

小高中の生徒たちは『群青』によりまた歌い始めることができた。その後同曲は全国に広がり、多くの人々から歌われるようになった。ところが校長先生は「震災から6年が経ち、だんだん『群青』に対する生徒たちの想いが薄くなりがち」だと懸念する。生徒や先生も入れ替わり『群青』の成り立ちを知る人が減っていったのだ。

そんななか今年の4月に全校集会で「『群青』への想いを伝えたい」と自ら全校生徒の前に立ち、涙ながらに同曲の歴史や経緯を訴えたのが3年生の原千尋さんである。彼女の姉は『群青』が誕生した当時の卒業生で「4人の仲間を亡くし、340名いた生徒もバラバラになった」―そんな想いが詰まった歌だと話してくれた。実は今の在学生たちも震災によって会えなくなった友だちは多く『群青』から感じる気持ちは変わらない。

原千尋さんの訴えにより、小高中の生徒たちは想いを込めて『群青』を合唱することとなる。体育館で小学生を招待して『群青』を披露する場面でVTRは終わった。

『音楽の日』でちょうどゲスト出演していたのがSKE48とNGT48で、VTRに見入りながら涙をこぼすメンバーも見受けられた。SKE48の小畑優奈(15)は「すごく気持ちがこもっていて、私ももっと歌を大切に歌っていきたいと思いました」という。またNGT48の荻野由佳(18)は涙をこらえながら「私たちも4月にメジャーデビューさせて頂き、新潟から全国へ羽ばたく切符を皆さんに頂いたので歌声を届けられたらいいな」と話した。

さらに安住アナから「荻野さんもいろいろプレッシャーがあると思うけど、原千尋さんのように自分の想いを発信する姿を見ると考えるところがあるのでは?」と聞かれて「私も皆さんのためにたくさん元気を与える存在になれたらいいなと思います」と答えた。

その後、SKE48は新曲『意外にマンゴー』(7月19日発売)、NGT48はデビュー曲『青春時計』(4月12日発売)をパフォーマンスしたが、いつもより特別な想いを込めたのではないだろうか。

画像は『音楽の日 2017年7月15日付Instagram「NGT48の皆さんの集合写真です!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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