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【海外発!Breaking News】自閉症で身体障がいを持つ娘のため バリアフリー・テーマパークを創設した父(米)

TechinsightJapan / 2017年8月7日 21時20分

ゴードンさんは今年6月、1,700万ドル(約19億円)をかけて「モーガンズ・ワンダーランド」の隣にウォーターパーク「モーガンズ・インスピレーション・アイランド(Morgan’s Inspiration Island)」をオープンさせた。夏になると車椅子に乗った子供たちにとってテーマパークは暑すぎて、来場が減ることを考慮してのことだった。

園内の施設の一部では、筋肉や冷えなどの問題を抱える子供たちのために温水を使用しており、電気ではなく防水加工された圧縮空気で動く車椅子が提供される。テーマパーク、ウォーターパークともに医師やセラピストが常駐しており、特別なサポートを必要とする子供たちでも快適な環境で心置きなく遊べることができるのだ。

高額な費用をかけて築き上げたこれらの施設ついて、ゴードンさんはその心境をこのように語っている。

「障がいを持つ子供たちが、そうでない子供たちと一緒になって楽しく遊べる場所を造ることは私たち夫婦が最も望んでいたことであり、ついにゴールに達したという気分です。人は健常者とそうでない人はやはり違うと言いますが、ここに来ると皆同じということに気付きます。つい先日も、車椅子の少女が健常者の女の子のところへ寄って行き、2人は一緒に遊んでいました。その姿を見てとても嬉しくなりました。ウォーターパークを開園してからは、障がい者の息子を持つ父親から『息子は今まで水で遊んだことがなかったんです』と涙を流して喜ばれたこともありました。」

今や「モーガンズ・ワンダーランド」には、アメリカ全土だけでなく世界各地からの来場者が年間およそ10万人にも上る。障がい者は入場無料となっており、もちろん健常者も入園可能だ。ゴードンさんによると、スタッフの3分の1は障がい者で来場者の4分の3は健常者とのことだ。

また、「ウチの地域にも是非、建設してほしい」といったリクエストがメールや手紙でゴードンさんのもとに多数寄せられるという。しかし今のところその予定はなく、テーマパークがあるサンアントニオに10代の障がい者たちを対象にした文教施設の建設計画を立てているそうだ。

しかし多くの入場者で賑わうものの施設を運営し続けることは厳しく、オープン以来毎年100万ドル(約1.1億円)以上の赤字が出ているのが現状だ。子供たちの夢を叶え続けるために、なんとかして負債を無くしていきたいとゴードンさんは話している。

このニュースを知った人々からは「なんて素晴らしいお父さんなんだ」「こういうテーマパークが世界各地にあるといいのに」「娘への深い愛があるからこそだね」「金銭的に余裕がないとできないことだけど、ゴードンさんは人としても素晴らしい」といった声があがっている。

画像は『Morgan's Wonderland 2017年6月19日付Facebook「Happy Fathers Day to you and yours! Seven years ago Mr. Hartman opened Morgan's Wonderland in honor of his largest inspiration, his daughter Morgan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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