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【海外発!Breaking News】野生ヒヒ“バブーン”が小学校に出没 全校児童が自宅待機に(南ア)

TechinsightJapan / 2018年4月22日 12時52分

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南アフリカの野生ヒヒ“バブーン”は人を恐れず、頭の良い動物だ。自然公園などではバブーンが人のいる場所に現れては食料や飲物を奪ったり、人家に入って食料を食い散らかしカーテンなどを引き裂くといった暴れぶりも伝えられている。そんなバブーンが小学校に出没したことを『IOL』などが報じた。

南アフリカ・北ケープ州にあるカトゥ(Kathu)小学校のFacebookによると、休み明けの学校初日である4月10日の朝、校舎の屋上に巨大なバブーンが現れた。2学期が始まったばかりで児童らも元気に登校してきたのだが、安全面を考慮して学校は閉鎖されることになった。

環境自然保護省のレセゴ・プレ氏によれば、前日の午後にも地元の住民からバブーンが数頭を目撃したという通報を受けており、捕獲のために同省からカトゥ小学校に職員が派遣されていたようだ。しかし捕獲しようとした3頭のバブーンが大きく、持参した檻が小さすぎたことから職員らは翌朝まで待って200キロ以上離れたアピントンまで大きい檻を取りに行くこととなった。しかし10日にもバブーンが校内をうろついていることが確認されたことから、万が一のために学校は閉鎖、約1800名の児童は自宅待機を余儀なくされた。

バブーンは通常、人間に危害を加えることはないと言われているが、怒らせたり必要のない刺激を与えたりすると大変危険である。近寄ってきて食べ物を奪おうとするバブーンから逃げようとすれば追いかけられることもあり、子連れの母親には特に警戒しなければならないという。

プレ氏は、バブーンを麻酔銃で捕獲して近くの自然保護区へ放すために獣医を手配したそうだ。野党民主同盟(DA)の環境自然保護担当スポークスマン、イスマイル・オバレイ氏によると、バブーンが学校に来たのはこれが初めてではなく、学校の休み中も頻繁に出没していたそうだ。さらにプレ氏はバブーンについて次のように話している。

「小学校から10キロほど離れたところにディングルトンという町があります。そこに以前、バブーンのグループが現れていたが捕獲されて違う場所に放たれました。そのグループがカトゥの町まで来ているのかもしれない。学校が再開できるように最優先で対処するよう、北ケープ州の環境および教育省に要請しました。政府が効果的かつ効率的に教育の場を提供できないことで、子供の学習が妨害されることがあってはなりません。」

『SABC News』によると、学校付近を棲み処にしていた1頭のバブーンは捕えられたが、残りの2頭はその後学校には現れていないそうだ。なおカトゥ小学校は、13日に授業を再開している。

画像は『IOL 2018年4月11日付「Pupils sent home after baboons ‘invade’ school」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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