【海外発!Breaking News】インド料理店からの排水で川がカレー色に しかし原因は意外なところにあった(英)
TechinsightJapan / 2018年4月21日 21時34分
昨今、欧州でもアジア料理の人気は高まるばかりだ。英ウェスト・ヨークシャー州のある地域もインド料理のレストランが連なるエリアがあり、美味しいカレーが楽しめる。しかし、この美食ホットスポットが「環境汚染の張本人である」という批判を受けている。街の中心部を流れる川がまるでカレースープのようになっているのだ。英メディア『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
イングランド北部にあるブラッドフォードはヴィクトリア朝時代(1837年から1901年)に建てられた古き良い建物が立ち並び、多くの観光客が訪れる。また、この地は「カレーの中心地(Curry Capital)」と呼ばれて親しまれており、インドカレーを含むアジア料理のレストランが200軒ほど連ねている。
だがカレーの人気が高まるにつれて、被害を被ってしまったのが街の中心を流れる川「ブラッドフォード・ベック」だった。川の水がまるでカレースープのように褐色めいた黄色に染まってしまったのだ。そのため「レストランの従業員がカレーの残飯をそのまま川に捨てているのではないか?」という疑いをかけられてしまった。
この問題を明らかにしたのが、ロブ・ヘラウェル氏(Rob Hellawell、49)である。彼はブラッドフォード・ベックの環境汚染問題に取り組むために2012年に設立された「フレンズ・オブ・ブラッドフォーズ・ベック(Friends of Bradford’s Beck)」の一員でもある。
ロブ氏によると原因はカレーレストランにあるのではなく、この土地ならではの古い建造物にあるという。古い街並みを保ったままのブラッドフォードでは、配管システムが今の時代に合わせた造りになっていないことが原因だというのだ。
各レストランは、当たり前のように客が食した後のカレー食器を洗うのだが、そこから出た排水が整備されていない配管システムを通り、そのまま直接川へ流れ込むため今回の現象が起こったという。ロブ氏は次のように話している。
「カレーレストランに罪はありません。レストランのオーナーは窓からカレーを川に放り投げていた訳ではないのですから…。彼らは通常通りカレー食器を洗っていただけです。その排水が気付かぬうちに川に流れ込んでいたのです。」
「私達が原因を伝えたところ、彼らはすぐに配管を新しく設置して問題を解決してくれました。私達はこの川の大問題を無事に解決できて本当に嬉しく思っています。これは、この地域だけでなくブラッドフォード全体の問題とも言えるのです。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
瀬戸内海の離島に未利用魚使った「海を休ませるレストラン」…漁獲減に危機感の若手漁師がオープン
読売新聞 / 2024年4月30日 16時0分
-
これは普通はマネしちゃダメ……! 23歳日本人の旅人、インドの屋台で朝食を探す挑戦が60万回超再生
ねとらぼ / 2024年4月25日 7時15分
-
札幌の奥座敷「定山渓」の温泉旅館がリニューアル、サウナとサ飯で最高に整った
マイナビニュース / 2024年4月25日 6時5分
-
インドにカレーという料理はないし「ナーン」発祥の地でもない…日本人が知らない"インド料理"の意外なルーツ
プレジデントオンライン / 2024年4月22日 7時15分
-
キッチンスポンジは「汚れたらポイ」の時代? 衛生面の悩みを一掃「毎回とりかえスポンジ」開発秘話とは
まいどなニュース / 2024年4月19日 11時10分
ランキング
-
1バイデン氏発言に抗議=「外国人嫌い」に「残念」―日本政府
時事通信 / 2024年5月4日 6時54分
-
2CIAバーンズ長官、カイロ入り ガザ休戦交渉が本格化へ
共同通信 / 2024年5月4日 10時48分
-
3最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
-
4米CIA長官がエジプト入り=ガザ休戦で協議か
時事通信 / 2024年5月3日 21時42分
-
5世界初 「月の裏側のサンプル採取」に挑戦 中国の無人月面探査機発射成功
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 20時44分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください