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【海外発!Breaking News】ヴィーガンの女性、追加料金を支払い予約した特別機内食を提供されず(英)

TechinsightJapan / 2018年10月30日 16時10分

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ヴィーガン(完全菜食主義者)の数が年々増えているイギリスでは、公共の場でのヴィーガンに対する適切な対応を求めて様々なキャンペーンが行われている。しかし受け入れ態勢が整わないところも多く、ヴィーガンの人たちが不便を強いられてしまうことも少なくない。このほどヴィーガンであるひとりの女性が、航空券予約サイトでヴィーガン用の機内食を往復リクエストしていたにもかかわらず、ヴィーガン・ミールが機内で提供されなかったとして「他のヴィーガン搭乗者が私のような苦痛を味わうことのないよう、今後はきちんと対応してほしい」と不満の声をあげた。『The Independent』『Manchester Evening News』などが伝えている。

トリルビー・ハリソンさん(54歳)は10月15日、ニューヨークにいる友人に会いに行くためマンチェスター空港発ジョン・F・ケネディ国際空港行きの英航空会社「トーマス・クック航空」に搭乗した。

ヴィーガン(完全菜食主義者)のハリソンさんは、ツアーオペレーター会社「Gotogate」に航空券代とは別に追加料金5ポンド(約720円)を支払い、事前にヴィーガン用の機内食を予約した。ところが「Gotogate」のオペレーターは予約確認時に「Special Meal(特別機内食)」と登録したにもかかわらず、この情報をトーマス・クック航空へ適切に流すことを怠ったことから、航空会社側はリクエストを受け取らなかった。そんなアクシデントが起こっていたことなど全く知らなかったハリソンさんは、予約しておいたヴィーガン食を機内で提供されず、どうなっているのかCA(客室乗務員)に尋ねたところ、ヴィーガン用機内食のリクエストは上がっていないという答えが返ってきてショックを受けた。

自らもヴィーガンという親切なCAのひとりが、「私が注文してあるヴィーガン用機内食を代わりに食べてください」とハリソンさんに申し出たが、結局CAのヴィーガン用機内食もリクエストされていなかった。7時間のフライトの間、ハリソンさんは機内食の代わりにと提供されたナッツやクリスプス(ポテトチップス)を口にしただけで、「苦痛と屈辱を与えられた」と不満を露わにしている。

「ピーナッツとクリスプスを提供してくれたCAの親切は有難いですが、塩分の高いものばかり口にしていたために、その後気分が悪くなり脱水症状を起こしてしまいました。しかも最悪なことに、行きだけでなく帰りのフライトもヴィーガン用機内食を提供してもらえなかったのです。カスタマーサービスに苦情を訴えたところ『航空会社にメールをして』と言われたのですが、返信が来るまで28日間ほどかかる場合もあるんですよ。この旅は私にとって終始、苦痛なものでしかありませんでした。他の航空会社はこの件を考慮して、ヴィーガンの乗客が私のような苦痛を味わうことのないようにしっかりと対応してほしいと思います。」

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