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【海外発!Breaking News】サーカス出演中の雌ライオン、観客の4歳児に襲いかかる(露)

TechinsightJapan / 2018年10月30日 21時33分

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サーカスで有名なロシアからこのほど痛ましいニュースが飛び込んできた。母親と一緒に地元サーカスを見に来ていた4歳女児が、パフォーマンス中の雌ライオンに突然襲いかかられたのである。女児は命に別状はないが、生涯残る傷を顔に負ってしまったという。『The Sun』『Mirror』などが伝えた。

クラスノダール地方のウスペンスコエで開催されていた地元サーカスのパフォーマンス中に、思わぬアクシデントが起こった。

サーカスは安全とは言い難い薄い金網で囲まれたリングの中で行われており、調教師にリーシュで繋がれた1頭の雌ライオンがパフォーマンスをしていた。しかし突如、ライオンは安全網の外にいるクセニアちゃん(4歳)に飛びかかり、鋭い爪で網の間からクセニアちゃんをリングへと引きずり込んだ。その時の動画には、一瞬のうちに起こった出来事に観客が悲鳴をあげる中、調教師が必死でクセニアちゃんからライオンを引き離そうとしている姿が捉えられている。

このサーカスに母親と来ていたクセニアちゃんは、母親から少し離れて観客の最前列で小さな旗を振っていた。それにライオンが反応し、クセニアちゃんに襲いかかったとみられている。頭に歯を突き立てられ顔と胸を噛まれたクセニアちゃんは、直ちにクラスノダールにある「Central Republican Hospital(セントラル共和病院)」へと搬送された。集中治療室でクセニアちゃんを治療した医師によると、命に別状はないものの耳から顎にかけて深い傷を負っており、一生傷痕が残ってしまうようだ。しかし現時点で容態は安定しているという。

この事故を知った世界的に有名なモスクワのサーカス「Big State Circus(ビッグ・ステイト・サーカス)」の管理責任者エドガード・ザパシニーさん(Edgard Zapashny)は、このように話している。

「今回の事故はサーカスの経営者と管理責任者および雌ライオンの調教師だけでなく、女児と一緒に来て子供だけで最前列に行くことを許した母親にも責任があるといえるでしょう。」

ロシアのサーカスでは野生動物がパフォーマンスに使用され続けているが、ロシアに限らず世界のサーカス団による粗末な飼育環境での動物管理や調教と称する日常的な動物虐待を疑う動物愛護団体からは、常に抗議の声があがっている。こうした事故が起こるとさらに動物愛護団体からの監視も厳しくなるうえに、ライオンやクマなどの野生動物を使用することに対する抗議の声が増えることは必至であろう。

このニュースを知った人からは、「サーカスなんて今すぐ世界中で廃止にすべき」「女児の命が助かってよかったけど、ライオンも安楽死させられませんように」「こんな網、安全対策とは決して言えないだろう。管理側にも絶対責任があるよな」「野生動物を調教しようとする愚かな人間がいるからこんな事態になる」「襲われた女児も気の毒だけどライオンだって気の毒よ」「いったいいつになったら人間は学ぶのか」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年10月29日付「Circus lion pulls girl, four, into ring and ‘sinks teeth into her head’ mid-performance in horrifying footage」(Image: east2west news)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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