【海外発!Breaking News】元交際相手の放火で自宅全焼 外出日を間違えたことで命拾いした女性(英)
TechinsightJapan / 2018年11月19日 13時55分
元交際相手の襲撃で命を落とすところだった女性が、とんだ勘違いをしたおかげで命拾いをしたというニュースがイギリスで報じられた。男に放火されて自宅が全焼したものの、女性は「守護天使が守ってくれた」と話している。『Metro』などが伝えた。
ドーセット州ウエスト・ムーアズに住むエマ・ポールさん(42歳)は、フィリップ・エヴァンズ(55歳)と3年間交際していた。やがてエマさん宅へ移り住んだフィリップは、エマさんの着る服を勝手に選びお金まで管理するなど、コントロールしたがる性格を露わにするようになった。エマさんは、他の男と話すのが嫌だという理由でフィリップに仕事まで辞めさせられ、門限まで決められていたという。
そんな生活に我慢の限界を感じたエマさんは、昨年9月に意を決してフィリップと別れた。しかしそれを受け入れず、再びフィリップが接触してきたために、エマさんは破局から2か月後にフィリップに対する接見禁止令を申請せざるを得なくなった。
フィリップはこれに逆上したのか、禁止令を守らずその2か月後の今年1月9日、エマさんの自宅に可燃性の化学薬品アセトンを2缶持って現れ、家に火を放った。エマさんともども死ぬつもりだったフィリップは、エマさんの家にバールを使って侵入したが、エマさんの留守を知ってひとりで死ぬつもりだったのだろう、室内にアセトンをまき散らして放火した。
しかし熱に耐えきれず、フィリップは1階の窓から飛び降り避難した。自宅が燃えていることを友人からの電話で知ったエマさんは急遽、車で自宅に戻った。この日、偶然にもエマさんはフィリップが現れる少し前、脚の怪我のため理学療法士に会いに出かけていた。ところが予約した日は翌10日で、エマさんは完全に勘違いしていた。しかしこの勘違いのおかげで、命拾いしたのである。
このほどボーンマス刑事法院で、他人の人生を危険に晒し放火した罪を認めたフィリップには6年と4か月の実刑判決が下された。現在、安全な宿泊施設に身を寄せているエマさんはこのように語っている。
「あの男の目的は私を殺すことです。以前にもそうやって私を脅していました。私がいつも家にいるのを知っていて放火を計画したのです。偶然にも予約日を間違えて外出していたのですが、普段の私なら予約した日は必ず覚えています。でもあの日だけは、なぜか勘違いして出かけてしまいました。きっと守護天使が私の命を守ってくださったのでしょう。」
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