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【海外発!Breaking News】初デートに無免許で飲酒運転した男、同乗者女性とともに衝突事故死(英) 

TechinsightJapan / 2018年11月24日 10時30分

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今年6月に英サウス・ウェールズで起こった事故で、若いカップルが死亡した。事故の原因は飲酒運転及びスピード運転であり、このほどサウス・ウェールズ警察は「これからのクリスマスシーズンに備えて、くれぐれも“飲んだら乗るな”を心掛けてほしい」と広く呼びかけた。『BBC News』『The Sun』などが伝えている。

6月12日の午後3時頃、サウス・ウェールズの高速道路(M4)で激しい衝突事故が起こり、運転手ティモシー・グレース(31歳)と同乗者のサラ・ジェーン・トーマスさん(28歳)が死亡した。

ティモシーはスウォンジーのトレ=ボイスにある自宅アパートの下の美容院で働き始めたサラさんと知り合い、交際するようになった。この日は2人の初デートの日で、ティモシーは友人に借りた6万ポンド(約870万円)のBMWにサラさんを乗せ、ランチに連れて行った。正午前にレストランに入った2人は、ランチを食べながらお酒も楽しんでいたことをレストランのスタッフが目撃している。ティモシーはほぼ1人でワインを2本飲み、サラさんはカクテルを飲んでいたそうだ。

そして午後1時半頃にカーディフ・ベイにあるカジノへやってきた2人は、更にカクテルを飲んだ。店のバーテンダー、フィリップ・スミスさんは、2人が既に酔っていたためこれ以上アルコールのサービスをすべきかマネージャーに尋ねたほどだったという。しかし2人はマティーニとウイスキーカクテルをそれぞれ飲んだ後は、アルコールを注文することはなかった。

午後2時10分頃、ティモシーと電話で話した友人のダレン・デイヴィスさんは、ティモシーがかなり酔っていたことを察したという。その後、ティモシーはサラさんを自宅まで送り届けるためにBMWを走らせた。しかしそれから1時間もしないうちに悲劇が起こった。

高速道路を走っているBMWが、過度のスピードであったことを他の運転手らは目撃している。調査の結果、BMWは時速141km~164kmのスピードで走行していたとみられており、コントロールを失ったことで3車線を横切り高速道路脇の木々に衝突、そのまま5メートル半ほど盛り土を滑った。スピードが出ていたため、事故現場はかなり悲惨な状態であったと後に警察は述べている。

サラさんは脊髄を激しく損傷し、脚などの怪我も酷くその場で息を引き取った。脳に深刻なダメージを負ったティモシーは緊急ヘリで病院へ搬送されるも手の施しようがなく、翌朝死亡した。輸血を受けたことからティモシーの血中アルコール濃度を検出することが困難だったが、病理学者は彼が飲酒運転制限量の2倍のアルコールを摂取していたのではないかと証言した。また、2011年にかかりつけの医師にうつと診断されていたティモシーは、それ以降抗うつ剤を服用しており、事故を起こした日も血液中に抗うつ剤のジアゼパムが検出されている。飲酒後の運転にこの薬が影響を及ぼしたとも考えられているようだ。

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