1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】中国の自治体「野良犬を殺した人は1頭につき3千円以上の報酬」と通達し物議

TechinsightJapan / 2020年3月19日 5時50分

写真

中国では新型コロナウイルスの収束ムードが高まっているが、ペットからの感染を恐れた無責任な飼い主によって犬や猫などが捨てられ路上でさまよっているという。そんな中、ある自治体が飼い主に対してペットの管理やルールについての通達を出したが、そこには野良犬を殺した人に報酬を与えるという一文があったことから物議を醸している。『South China Morning Post』『Inquirer.net』などが伝えた。

中国・広東省東莞市にある自治体が、このほど住民に対してペットに関する通達を出した。文書には飼い主に向けて、ペットを飼うためのライセンス所持の義務や散歩の際に糞の後始末をすることに加え、公共の場では必ずリードをつけるようにといったことが書かれていた。

ところが一文だけ目を疑うような内容があった。それは「公共の敷地内でリードをつけていない犬は野良犬とみなし、その野良犬を殺した人は自治体の警備員が犬の死を確認した後、報酬として200元(約3100円)を受け取ることができる」と記されていたのだ。

これを目にした多くの人達は恐ろしさを感じるとともに驚きを隠せなかったようで、次のような意見があがった。

「なんて野蛮な規則なんだ。こんなの文明社会がするようなことではない!」
「こんな状況を子供達が見たら、動物を愛せない人間になってしまう。」
「殺害した人に報酬を与えるだと? どんな文明社会なんだ!」

さらに国外からも、「またなのか! 信じられないよ。彼らは基本的な人間としてのマナーを決して学ぼうとしない!」と自治体に対して怒りの声が向けられた。

また同地域に住むチャンさん(Zhang)という男性は、飼っていたハスキー犬が1週間ほど前から行方不明で「殺されたのではないか」と心配しているという。

市民から多くの非難の声があがったためか、同自治体の管理事務所のロン氏(Long)は「これは犬の飼い主を非難することを意図したわけではない」とし、この文書内容は撤回された。

しかし中国において、このような通達をしたのは東莞市だけではないようだ。『South China Morning Post』によると、別の地域では7.5キロ以上の犬を殺すことで300元(約4600円)、それ以下の体重の小型犬の場合は200元(約3100円)の報酬が受け取れるとのことだ。この地域に対してもまた、中国ネチズンから怒りの声が集まっている。

画像は『Inquirer.net 2020年3月16日付「Chinese neighborhood slammed for offering cash to people who kill ‘stray’ dogs」(INQUIRER.net stock photo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください