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【海外発!Breaking News】煙感知器を外したわずか数日の間に火災発生 ジャーマンシェパードが飼い主を危機一髪救う(英)

TechinsightJapan / 2021年7月10日 4時0分

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自宅の塗り替えを行っている間、「ほんの数日だから大丈夫」と思い煙感知器を外してしまったあるカップル。しかしそのわずかな期間に火と煙が彼らを襲った。煙感知器がないなか、早朝に発生した火事に気付かず眠る飼い主を必死に起こしたのは2歳のジャーマンシェパードだった。消防士から「あと数分避難が遅れていたら助からなかった」と言われる危機的状況で飼い主の命を救ったこのジャーマンシェパードは、“ヒーローウルフ”と呼ばれているという。『Mirror』『CoventryLive』などが伝えている。

英ウェスト・ミッドランズ州コヴェントリーの住宅で火災が起きたのは、6月27日の早朝のことだった。

寝室で眠っていたクレイグ・ジョーンズさんとマリー・ジョーダンさんのカップルは、飼い犬であるホワイトシェパード“シャドウ”に突然起こされた。クレイグさんはシャドウがトイレに行きたいのだと思って裏庭に出そうとしたその時、リビングに黒い煙が充満しているのを見て急に目が覚めたという。

その時の様子をクレイグさんはこのように振り返っている。

「朝の4時45分頃でした。シャドウは私たちと一緒に寝室で寝ていますが、自由に家の中を動き回ることができます。彼が吠え始めたので、私は『シャドウわかったよ、トイレに行きたいんだね』と言い寝室を出て階段を降りると、真っ黒な煙が立ち込めていました。居間に入ると火が見えて、それが火事だということがはっきり分かりました。そしてすぐにパートナーを起こし、シャドウも連れて車に飛び乗り消防局に連絡したのです。」

漏電によりキッチンで発生した火災は、すでにリビングにまで広がっていた。しかし煙感知器を取り外していたため、2人はまったくそれに気付かなかったという。

2歳のシャドウは防災訓練を受けたことがないにもかかわらず、本能的に何かがおかしいと感じて2人を起こしたのだった。

クレイグさんたちは、煙感知器の重要性についてこう述べた。

「私たちはペンキの塗替えをしている最中で、廊下の塗装をするため煙感知器を外しました。たった数日のことだからとそのままにしていたのです。そのせいで火事に気付かず、多くのものを失うことになりました。作業の途中だとしても(煙感知器を)必ず元に戻してください。」

彼らの家は煙の被害で滅茶苦茶になり、ウェブデザイナーであるクレイグさんと作業療法士のマリーさんは所持品のほとんどを失ってしまった。この先数か月間は家がない状態が続くそうだが、幸いにもシャドウを受け入れてくれるホテルが見つかり、しばらくはそこに滞在する予定という。

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