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農業分野の展示会を首都アクラで開催、インド企業が多数出展(ガーナ、インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月1日 0時10分

ガーナの首都アクラ市内で3月19日から21日までの3日間、農業分野の展示会「アグリテック・ウエストアフリカ」が開催された。同展示会は、食品・飲料関連の展示会「フード&ビバレッジ・ガーナ」と食品包装関連の展示会「フードパック・テック・ガーナ」が併設され、合わせて84社(農業分野46社、食品・飲料分野22社、食品包装分野16社)が出展し、来場者は3日間で約2,100人だった。

出展者はインド企業が55社と多く、インド商工会議所連合会(ASSOCHAM)が取りまとめた。農業機械を製造するインドのアマー代表のアマー・シン氏は「既に現地の代理店がいるが、その代理店がカバーしていないガーナ国内の地域にも販路を拡大するために新たな代理店を探すため今回出展した」と語った。また、14分野に60の子会社を持つガーナの財閥、ジョスポン・グループの子会社アジアン・アフリカン・コンソーシアムのチームリーダー(肥料・農業科学部門)のハリエット・ミレク氏は、「農業や食品加工技術をはじめとするアグリビジネスにおける事業拡大のためのファイナンシャルパートナーを探したい」と話した。

写真 インドパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

インドパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 アジアン・アフリカン・コンソーシアムのブース(ジェトロ撮影)

アジアン・アフリカン・コンソーシアムのブース(ジェトロ撮影)

ガーナの農業は、GDPの22.7%〔2023年、1,776億600万ガーナ・セディ(約2兆671億円、1ガーナ・セディ=約11.6円)〕を占める重要なセクターだ。2021年に西アフリカ地域に輸入されたアグリテック製品25億ドルのうち、ガーナが4割にあたる10億ドルを輸入している。製品別では、農薬(21%)、ブルドーザーと掘削機(15%)、トラクター(14%)の輸入が多く、輸入元は、中国(22%)、英国(10%)、ベルギー(9%)が上位を占めている。

同展示会のほかに、ガーナでは「農民の日」イベントおよび見本市「アグリフェスト・ガーナ」(2023年12月14日記事参照、次回開催日は未定)や「アグロフード・ガーナ」(次回は2025年11月開催予定)などの農業関連の展示会が例年開催されている。

(アチェンポン・フランク)

(ガーナ、インド)

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