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シカゴで全米最大規模のコーヒーエキスポ開催、日本茶の試飲・展示も(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月17日 13時40分

スペシャルティコーヒー協会(SCA)は41214日、米国シカゴ市内のマコーミックプレイス展示場で、北米最大級のコーヒー関連の展示会「スペシャルティコーヒーエキスポ2024」を開催した。毎年開催されるこの展示会は今回が35回目で、85カ国から約17,000人(2019年より23%増)のコーヒー、茶関連の企業関係者が来場した。展示ホールにはイベント史上最多となる602社が参加した。

写真 関連機械の実演とコーヒーの試飲が会場のいたるところで行われた(ジェトロ撮影)

関連機械の実演とコーヒーの試飲が会場のいたるところで行われた(ジェトロ撮影)

出展者は、コーヒー豆の生産者や製造会社、ばい煎用機械、エスプレッソマシーン、コーヒーミル、フィルターなどコーヒー関連製品の製造者、コーヒーシロップ、クリーマー、スイーツなど関連食品の製造者などが大半を占めた。茶の輸入・卸売業者などの出展もあり、紅茶、ブレンドティー、中国茶、チャイ、ハーブティー、日本茶、抹茶などのさまざまな茶の試飲を提供した。

茶の出展者からは、「お茶関連の出展が目立つようになってきた」「近年、お茶や抹茶を提供するカフェが増えてきたが、高価格帯のカフェでは品質の高い抹茶の需要が増えている」という声が聞かれた。また、あるエスプレッソマシーンの出展者は「コーヒー愛好者の中では抹茶をエスプレッソ感覚で飲む人が増えてきた」と話し、消費者の嗜好(しこう)の変化をうかがわせる見方もあった。個包装のコーヒーを紹介する出展者からは、 「(新型コロナウイルスの)パンデミック以降、オフィス出勤率が下がり、個包装された1杯用のコーヒー(single serve coffee)の需要が増えている。オフィスで飲むよりも、家庭でそのつど作って飲むことが増えたのではないか」との意見も聞かれた。

会期中に行われた2024 ワールド・ブリューワーズ・カップ・チャンピオンシップ(World Brewers Cup Championship)では、日本代表として参加した茨城県のサザコーヒー所属のバリスタ、飯髙亘(いいだか・わたる)氏が準優勝した。

SCAの発表では、2025年はテキサス州ヒューストンで4月25~27日に開催する予定だ。

(星野香織)

(米国、日本)

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