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ジェトロ、米国コーネルテックが支援する起業家と日本企業の交流イベントを実施(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月20日 13時40分

ジェトロは1月14日、米国ニューヨーク(NY)市内に立地する「コーネルテック(Cornell Tech)」とともに、人工知能(AI)関連分野の起業家やスタートアップとの交流イベントを開催した。コーネルテックは、米国コーネル大学とイスラエル工科大学が連携してNY市ルーズベルト島に開設したテック・キャンパスで、運営するスタートアップ・プログラムを通じて学内外の起業家育成に注力し、特にAIや機械学習(ML)といった技術を活用したヘルスケアや金融、エネルギー、消費者向けサービスなどの分野に強みを持っている。

このイベントに参加した日系企業11社は、後援機関のNY市経済開発公社(New York City Economic Development Corporation、以下「NYCEDC」)のプレゼンテーションを通じて、同市が注力するテックやライフサイエンスのイノベーションエコシステム、NYCEDCによる日系企業への支援などの理解を深めた上で、コーネルテックが運営するスタートアップ・プログラム「Runway Startups」の概要、雇用創出など同市経済へ与える影響や役割について学んだ。さらに、同プログラムが支援するスタートアップ8社のピッチやネットワーキングも行われ、参加者間の活発な交流がみられた。

写真 ランウェイスタートアップ・プログラムの取り組み紹介の様子(ジェトロ撮影)

ランウェイスタートアップ・プログラムの取り組み紹介の様子(ジェトロ撮影)

同プログラムは、ジェイコブ・テクニオン・コーネル・インスティチュートを拠点とし、2014年の開始以来の支援スタートアップ数は117に上り、総額3億4,500万ドル以上の資金調達を支援してきた。ビジネススクール、研究機関、スタートアップ・インキュベーターとしての役割も担っているため、各参加者に合致した知見や知識を身につけることが可能だという。同プログラムのディレクターを務めるフェルナンド・ゴメス・バケロ氏は、支援したスタートアップの95%がNY市に本社を置き、市内の新たな雇用創出やデジタルテクノロジーの発展に貢献していると述べた。また、現在、参加者募集中の「Runway Startup Postdocs」(博士号の取得者向けのプログラム)の紹介もされ、今後も多様な起業家育成を推進させていくことを強調した。

(矢部結衣、桂島巴菜、平本諒太)

(米国)

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