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米ウィスコンシン州のエバース知事、キッコーマンの事業拡大に最大1,550万ドルの支援を発表(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月2日 14時15分

米国ウィスコンシン州のトニー・エバース知事(民主党)は4月23日、同州でのキッコーマンの事業拡大に最大1,550万ドルの税額控除(実績ベース)を供与すると発表した。同社は、同州ウォルワースの既存の醸造工場の拡張と、ジェファーソンの新工場の建設のために、少なくとも8億ドルを投資する計画だ。この事業拡大によって、今後12年間で83人の高賃金の雇用が新たに創出されるという。

同社は1月11日に、カリフォルニア州工場に次ぐ米国内で3カ所目の工場をウィスコンシン州に新設すると発表していたが、立地は明らかにはしていなかった。新工場はウォルワース工場から約60キロ北に位置し、市場へのアクセス、勤勉な労働力、原材料である大豆や小麦生産地への近さ、醤油の製造に適した豊富で良質な水などの条件がそろった立地だという。醤油(しょうゆ)と醤油関連調味料を生産する24万平方フィート(約2万2,296平方メートル)の新工場の起工式は2024年6月に行われ、醤油の初出荷は2026年秋に予定されている。

エバース知事は今回の新工場の建設に際し、「毎年7億ドルを超える対日輸出、日本とウィスコンシン州の7つの姉妹都市、そして同州でのキッコーマンの米国初の製造工場への継続的な投資と発展に見られるように、ウィスコンシン州と日本は何十年もの間、ビジネスと文化において有意義なパートナーシップを築いてきた」と述べ、「キッコーマンはウィスコンシン州および米国全土で素晴らしい業績を上げている。同州での継続的なパートナーシップと事業拡大に感謝している」と締めくくった。

なお、同社のウィスコンシン州ウォルワース工場は日本企業が米国に建設した最初の生産施設の1つで、1973年に出荷を開始した。現在、同社の海外8カ所の製造拠点のうち、最も生産量の多い醤油工場となっている。

(星野香織)

(米国、日本)

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