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NY州など北東部3州の米大統領選の予備選、バイデン大統領、トランプ前大統領が勝利確実(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月8日 0時50分

米国のニューヨーク(NY)州、コネティカット州、ロードアイランド州の北東部3州で4月2日、11月の大統領選挙に向けた民主、共和両党の予備選挙が行われた。3州全てで民主党のジョー・バイデン大統領、共和党のドナルド・トランプ前大統領がそれぞれ勝利を確実にした。

AP通信によると、開票率93%時点のバイデン大統領の得票率は、NY州で91.5%、コネティカット州で84.9%、ロードアイランド州で82.6%だった。コネティカット州とロードアイランド州では、民主党でバイデン大統領の次に多かったのは「候補者無指定」で、それぞれ11.4%、14.9%となっている。共和党は4月2日時点でトランプ氏以外の候補者は既に撤退を表明しているが、撤退者へ票を入れる有権者もおり、トランプ氏の得票率はNY州で82.1%、コネティカット州で77.9%、ロードアイランド州で84.5%だった。

バイデン大統領とトランプ氏に対抗する主要候補者がいないことから、北東部3州でも両者の勝利が確実視されていた。2020年の大統領選挙の予備選挙でも同様に、バイデン大統領とトランプ氏の勝利が想定されていたため、NY州では同年、州の選挙管理委員会が両党の予備選を中止する判断をした。だが、民主党予備選に関しては、当時の候補者だったアンドリュー・ヤン氏がこの判断に対して提訴し、同じく民主党候補者だったバーニー・サンダース氏の支持も受け、民主党予備選は予定どおりに行われることとなった。このような背景の下、2024年のNY州でも、予備選は中止されずに行われた。

NY州選挙管理委員会によると、州内の登録有権者数は2月27日時点で、民主党は約577万人、共和党は約269万人。AP通信によると、開票率93%時点の合計投票数は民主党が約30万人、共和党が約16万人だったため、両党とも投票可能な登録有権者の5%程度が投票したことになる。

予備選挙はもともと本選挙よりも投票率が低いとされているが、2024年は例年に増して低い投票率で推移している。「ワシントン・ポスト」紙(3月13日)によると、今回の予備選で投票した登録有権者数は、スーパーチューズデー後までの段階で10%程度にとどまり、同じ州を対象とした2016年と2020年の予備選挙での約15%から減少している。

ジェトロの特集ページ「2024年米国大統領選挙に向けての動き」では、大統領選挙に関する最新動向を随時紹介している。

(吉田奈津絵)

(米国)

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