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イラン中部都市で爆発音、国内各紙も報道(イラン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月22日 11時45分

イラン中部の都市イスファハンで現地時間4月19日早朝に爆発音が聞こえたと各国メディアが報じる中、イランの国内メディアは3機のドローン(無人機)をイスファハン上空で確認し、防空システムが作動、同ドローンを破壊したと報じた(4月19日付メフル通信)。

今回の爆発音について、ホセイン・アミール・アブドゥラヒヤーン外相は「今回イスファハンで起こったものは、攻撃ではなかった。2、3機ドローンがイスファハン上空を飛んでいたが、イランで子供たちが使うおもちゃのレベルだったと」と述べた〔4月20日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。

また、イスファハンに駐留する軍上級司令官シアーバシュ・ミハンドゥースト准将は今回の爆発音について、「イスファハンで聞こえた爆発音は防空部隊が不審物に向けて発砲したものであり、被害は発生していない」とした(4月19日付IRNA)。

同日から翌20日にかけてのイラン国内の各紙の報道ぶりとしては、政府系とされる「イラン」は「イスラエルの騒ぎは大げさだ」とし、保守強硬派とされる「タスニム通信」は、ヘブライ語で「全く役に立たない」と題した記事を掲載、同じく保守強硬派である「ケイハン新聞」は「イスラエル政権の無力さを実証」と記載した。改革派に近いとされるとされる「シャーグ」は事件の事実報道のみだった。

また、4月21日現在、首都テヘラン市内は平静で、省庁・企業・銀行・学校などは通常どおり開いている。

なお、非公式レートをモニターしているボンバストによると、イランの通貨リアルの対ドル・レートは、イランがイスラエルを攻撃した4月14日に67万3,000リアルと前日の1ドル=64万8,500リヤルから約3.8%下落したが、4月21日には64万1,000リアルへと回復している。

(鈴木隆之)

(イラン)

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