1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

小池都政8年間の“最大の問題点”。7つのゼロ未達成、謎の東京アラートよりも注目すべきは

女子SPA! / 2024年6月8日 8時46分

 昨年、森達也監督の『福田村事件』なども劇場公開されて、こうした悲劇が、さまざまな場所でいろいろな規模で起こっていたということに、改めて恐ろしさを感じています。小池さんは東京都の知事として、このような悲劇を繰り返さないための強いメッセージを発していない。追悼文を送らない理由についても論点をずらした回答しかしていません。

 先日、小池都知事の名前と顔入りのメッセージ付きで東京防災ハンドブックが全都民に配布されましたが、防災後の悲劇から目を背けるような態度で自治体の長が務まるのかは疑問です。

◆くすぶり続ける小池氏の学歴詐称疑惑

 もう一つ、小池都知事に付いてまわるのが学歴詐称疑惑です。自身のプロフィール内に、エジプトのカイロ大学を首席卒業したとあったわけですが、この首席というのは本人の勘違いだったという弁解もされています。小池都知事は卒業証書を証拠として公開していますが、学歴詐称疑惑はずっとくすぶり続けていて、選挙のタイミングごとに取り沙汰されます。

 4年前の選挙のときにも、石井妙子さんによる『女帝 小池百合子』(文芸春秋 刊)という小池都知事を扱ったノンフィクションが出版され、その中で小池都知事のカイロ大学時代の同居人・北原さん(単行本出版時は仮名、文庫本出版のタイミングで実名で告発)の証言によって、カイロ大学の卒業にかなり疑わしい点があるという告発がされていました。

 この本は広く読まれ、再び小池都知事の学歴への疑問が高まったのですが、その際、Facebookの駐日エジプト大使館アカウントから、カイロ大学の声明文が発表されました。「小池百合子はカイロ大学を卒業しました」という声明がカイロ大学から出たため、追及は一旦は止むことになりました。

 ところが2024年4月に発売された『文芸春秋』で、都民ファーストの会東京都議団政務調査会事務総長を務め、小池都知事の元側近である小島敏郎さんが「私は学歴詐称疑惑の隠蔽工作に加担してしまった」という手記を発表しています。カイロ大学の声明文の原稿を書いたとされるジャーナリストも登場します。外国人記者クラブなどで会見をした小島さんは、もし次の選挙で学歴にカイロ大学卒業と小池都知事が記した場合は、公職選挙法違反による刑事告発も考えているという姿勢を見せています。

◆「小池都知事のプロフィール」が最大の注目点に…

 同居人からの告発がある中で、今度は元側近による告発が出ている点は、非常に大きいのではないかと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください