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マッチングアプリの会社に「警察がわりと来る」理由。元社員が語る“辞めた今だから言えること”

女子SPA! / 2024年6月15日 15時47分

「正確ではないかもしれませんが、年齢詐称は女性の方がやや多かったように記憶しています。30歳の方が29歳と入力するくらいのこともありましたが、年齢詐称するユーザー様は5~10歳程度若く申告していました。身分証との不一致が発覚すると、全て身分証に合わせて修正しています」

なので、例えば29歳と思ってマッチングした相手が、後で年齢が35歳に変わっているということもありえるようです。

◆不正ユーザー女性が、自分から「いいね」を送らないワケ

Aさんによると、今マッチングアプリで被害に遭いやすいのは男性で、被害者の年齢は20代から60代と幅広いそうです。デートで女性から「いいお店があるから行こう」と言われて、ぼったくりバーに連れて行かれる……といったニュースを聞いたことはないでしょうか。

「通常、女性は何もしなくても男性から『いいね』が来るので、積極的に男性に『いいね』をする女性ユーザーはあまりいません。

マッチングアプリに登録後、他のユーザーの方々と比較して極端に『いいね』を多く送るアカウントがあると、運営はそれを監視してアカウント停止などの処置を取っていました。不正ユーザー側も学習して、今は足跡をつけるだけで自分から『いいね』を送らないことが多いです。24時間アプリにログイン中で、足跡をつけまくっているユーザーがいれば、監視対象になっています。

◆不正ユーザーへの対策はいたちごっこ

「不正ユーザー対策はいたちごっこで、向こうも学習するので、今はアカウントを停止する判断は、メッセージの文面が決め手になることが多いです。運営がアカウント停止すると、相手側には『退会済みユーザー』と表示されます」

マッチングアプリでマッチングした相手が、ほどなく退会していたという経験はないでしょうか? もしかするとその相手は、運営側が不正ユーザーと判断してアカウント停止したのかもしれません。

なお、不正ユーザーの登録が多いのは平日だといいます。一般ユーザーは土日やお正月休み、GWといった休日に登録するのに対し、不正ユーザーは休日の登録が少ないのだとか。労働と思って組織ぐるみでやっているのでしょうか。

◆アプリのレビューに「サクラがいた」の書き込みが多い事情

マッチングアプリのレビューには「サクラだった」という口コミが散見されます。ですがAさんは「マッチングアプリの運営会社がサクラを雇うことはない。他社もそうです」と断言します。

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