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21歳差の男女が葛藤を乗り越えて“夫婦“になったワケ「親と妻の両方を介護なんて…」の声も

女子SPA! / 2024年10月26日 8時47分

そんなときにふと、かいちゃんから「休みのあいだ、一回も外出していなくて。外の世界に連れ出してほしい」と、メッセージが来たんです。もともと、仕事上でやりとりするためのLINE交換をしていても、プライベートの連絡は取っていなかったので驚いて一度は「サッカーとかで忙しい」と返信したんですけど「かわいそう……」と思い直して、オッケーしました。

――デート当日はどうでしたか?

えみ:そうですね。かいちゃんに好意を抱かれているとは思っていなかったし「悩みがあるなら、聞いてあげようかな」と軽い気持ちで、ショッピングモールで待ち合わせました。最初、映画を見る予定はなかったんですけど、かいちゃんが私の趣味に合わせてくれて、ディズニー映画の『マレフィセント』を見たんです。あの日をきっかけに「ディズニー、ええな!」と言ってくれるようになり、今では、かいちゃんも大のディズニーファンになりました(笑)。

――お子さんのいるシングルマザーだと知っていたかいさんとしては、誘うのも勇気が必要だったのではないですか?

かい:それほど、なかったかな。こっちから仕掛けようというか「外の世界に連れ出してほしい」とメッセージを送れば、どこかで引っかかって「会えるんじゃないか」と期待はしていました。

えみ:仕事中に何度か、ふざけながらデートに誘ってくることはあったんです。でも、私がそのたびに断るものだから、内心ではかわいそうとも思っていて……(笑)。初デートで見た映画はレイトショーで、その日、最後の回だったんです。上映時間までは車内で待ちながら、初めてプライベートでじっくりとしゃべって、年の差を感じなかったし、おたがいのフィーリングが合うと感じていました。

◆「まだ人を好きになる感情が残っていたんだ」

――映画館の初デートで距離が縮まり、交際がスタート。でも、結婚までは考えられなかったそうですね。

えみ:かいちゃんは受け入れてくれたけど、当時、私は42歳のシングルマザーでしたし、私と付き合って「かいちゃんのご両親がどんな思いをされるんだろう」と、迷いがあったんです。結婚しても出産できる年齢ではないし、かいちゃんの周囲にいる人を悲しませるわけにはいかないと、常に思っていました。

――恋愛や結婚においては、ためらいもあったのでしょうか?

えみ:子どもたちを育てるために、とにかく必死だったんです。一生懸命に稼いで、経済的な余裕を持てないと子どもたちの将来の選択肢を狭めてしまうと焦りもあって。当時、信頼していた上司からは「今が頑張りどきだよ」と励まされていました。かいちゃんに今も「当時は仕事のことばかり考えていたよね」と言われるほどだったんです。

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