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21歳差の男女が葛藤を乗り越えて“夫婦“になったワケ「親と妻の両方を介護なんて…」の声も

女子SPA! / 2024年10月26日 8時47分

でも、勇気をもって付き合いはじめてからは、仕事人間だった私にも「まだ、人を好きになる感情が残っていたんだ」と気が付いて、子育ても仕事もよりいっそう頑張れるという、充実感も得られました。

かい:交際がスタートしてからは毎回、別れ話になっていたよね。えみからはよく「子どもが産めへんから」とか「親に孫を見せられへんから」と、話を聞いていたんです。そのたびに僕は「親は子どもの幸せに一番に考えてくれるって」と返して、説得していました。

◆頼もしい息子からの一言「お母さんが幸せやったら」

――6年間の交際中には、えみさんのお子さんとかいさんが初めて対面する機会も。かいさんの緊張もひとしおだったのではないですか?

かい:めちゃくちゃ緊張しました(笑)。特に、当時中学2年生だった息子に会うのが緊張して、9歳差で年もわりと近かったし、僕みたいな「金髪の一見イカつい男が突然やってきたら、どう思うんだろう」と不安もあったんです。実際、会ってからはろくな会話ができずに、目の前にエビの入った料理があったので「エビは大丈夫ですか……?」と、気を遣いながらボソッと話しかけるぐらいしかできなかったです。

えみ:でも、息子は初対面の前からすでに、かいちゃんを認めてくれていたんです。息子に「お母さんのこと、好きって言ってくれている子がいるんよ。でも、21歳も年下の金髪の子で」と相談した日があって、そこで「あかん」と言われたら、あきらめようと思っていました。

でも、息子は「オレの人生じゃないから、お母さんが幸せやったらいい」と言ってくれたし、かいちゃんが自宅が近所にあったので「仕事にも一緒に通えるやん」と明るく返してくれて、背中を押されました。

◆病院で勇気が出ず泣く泣く「上司」と伝えて…

――かいさんのご両親とえみさんが顔合わせしたのは、いつだったのでしょう?

かい:交際がスタートしてから6年目、結婚直前に初めて会わせました。両親は「よかったね」と快く受け入れてくれて、父は「6年間も付き合ったんやから、間違いないやろ」と言ってくれたし、母は「あんたみたいな子をもらってくれる人ができでよかった」と喜んでいました。

えみ:ご両親に伝えるなら、結婚を決めたときと思っていたんです。顔合わせの当日は、「今日で、かいちゃんとの関係性が終わってしまうかもしれない……」と覚悟もありましたね。正直、職場で私たちの距離感を察した一部の人からは「若い子をたぶらかして」みたいに、陰口を言われていたのは知っていたし、元からメンタルが強いタイプでもなかったし、結婚でけじめを付けられるまでは、誰にも公言しないと決めていました。

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