子どもの「死亡事故の恐怖」リアルに描いた漫画にゾゾッ…“生き延びる方法”まで描ききった作者の意図は<漫画>
女子SPA! / 2024年12月22日 8時47分
また、漫画で危険なシチュエーションを知ることで、『このエリアは危険だ』とか『この空間は危なそう』というのを、想像できるようになってほしいという思いがあります。
例えば、増水した川がそうです。増水した川が危険と言われても、どう危険なのかは子どもには伝わりにくいですよね。一生懸命大人が危険性を説明しても、子どもは多分10秒後には別のことを考えていると思います。要するに、飽きちゃうんです。
だからこそ、漫画という形で能動的に読んで、自分ごとに置き換えてほしいんです。『なるほど』と思いながら進めれば、具体的にイメージもしやすいですよね」
◆漫画を読みながら「どうしたらいいのか?」本気で考えてみる
漫画を読むと、他人ごととは思えない事故や事件の実例がたくさん描かれていて、恐ろしい気持ちになります。だからこそ、漫画の世界に入り込みながら「こんな時はどうしたらいいのか?」や「事件や事故に巻き込まれないために、事前に対策はできないか?」と、本気で自分ごととして考えることができるのだと思います。
大人にも大いに役立つ内容ですが、特にお子さんがいる方は、一緒に「こんな時どうする?」と話しながら読むのもおすすめです。家族で身の回りに潜む危険を話すきっかけになりそうです。
【大塚志郎】
漫画家。2002年『ビッグコミックスピリッツ増刊 新僧』にて『漢とは何ぞや』でデビュー。商業誌以外にもSNSや自費出版漫画などで幅広く活動中。著書に『マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑』(宝島社)、『漫画アシスタントの日常』(竹書房)など。
Xでも漫画を公開中。X:@shiro_otsuka
<取材・文/瀧戸詠未>
【瀧戸詠未】
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
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