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「お金がなくて婚活どころじゃない…」奨学金返済に追われる若者の“リアル”。結婚はもはや「ぜいたく品」

女子SPA! / 2025年1月18日 15時47分

苦手な人なのになぜか昼食は一緒にとらなければならず、気が休まることがありません。経理部は他部署から煙たがられやすく、人間関係の相談ができる人もいませんでした。

就職して4カ月目ぐらいのある時、出勤中に職場の最寄り駅まで着いたところで座り込んでしまい、会社に行けなくなりました。心療内科で適応障害という診断が出て、休職することになりました。身長163cmで、体重は88キロまで増えました。

働けない期間も7万円の家賃の支払いがあり、その年も奨学金20万円の返済があります。上京時のカードローンもありました。福岡の実家に戻って親に頼るのは、最後の手段と考えていたそうです。私も地方出身なので少し分かりますが、同じ境遇だとしても気軽に実家に戻る選択はしないかもしれません。

経験者以外には想像しづらいことですが、「子どもの頃に異性から蔑まれる」、「新卒でブラック企業に入社してしまう」といった“最初のつまずき”から立ち直るのには、想像以上の時間と努力を必要とします。

当時の古川さんは24歳。プライベートを充実させる以前に、日々の生活だけで余裕がありませんでした。そんな彼に「結婚・婚活」について、考えろというのが無理な話なのです。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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