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《老害政治家ランキング》国民からの引退勧告!1位はお馴染み、2位に急浮上した議員最高齢の85歳

週刊女性PRIME / 2024年3月12日 11時0分

(左から)二階俊博氏、岸田文雄氏、麻生太郎氏、鈴木宗男氏

「そんなに美しい方とは言わんけれど(笑)」

「このオバサンやるね」

 麻生太郎副総裁が、今年1月の講演で上川陽子外相について触れた発言が大炎上。

《女性蔑視もはなはだしい》

《まさに老害。早く辞めてほしい》

 など、SNSでは批判が殺到した。

 “失言王”の異名をとる麻生氏は現在83歳。自民党は内規で「衆議院の73歳定年制」「参議院の70歳定年制」を設けているが、あくまで比例区に限ったもの。しかも2022年の参院選では70歳以上の5人が“特別扱い”で公認されるなど、ルール自体が形骸化している。

 この国ではオーバー70、80の議員は当たり前。最近では国会中に爆睡する奥野信亮氏(79)、おぼつかない足取りで歩く二階俊博氏(85)の姿に「国会は介護施設じゃない」と、国民もあきれモードだ。

 日本では2025年4月からすべての企業で「65歳までの雇用確保」が義務づけられるが、いまだ多くが「60歳定年制」を採用している。そこで週刊女性は30~60代の男女1000人を対象に「今すぐ辞めてほしい60歳以上の政治家」アンケートを実施。厳しい声が続々と上がった。

高齢化が進む共産党“出る杭”の女性議員

 5位には同率で2人がランクイン。志位和夫氏(69)は20年以上務めた共産党委員長を今年1月に退き、新たに議長に就任したばかり。

「自分の退陣を求めた党員を除名するなど、ちょっと怖い」(神奈川県・53歳・女性)

 などの意見が聞かれた。

「志位さん個人というよりも、共産党全体に対する国民の期待度が低いのかも」

 とは、政治評論家の有馬晴海さん。金権政治に批判が集まるなか、共産党は唯一、企業・団体献金を受け取らない政党だ。しかし党内の高齢化は進む一方で、前回の衆院選では当選者の平均年齢が62.3歳と、もっとも高かった。

福祉に力を入れるなど正しいことをやっているのに、その意見が1ミリも社会に反映されない。国民には、実現不可能な理想論としか映らないのかもしれません。新しい委員長に女性として初めて田村智子さんが就任し、これからどう変化するか興味がありますね」(有馬さん、以下同)

 同票5位は立憲民主党代表代行の辻元清美氏(63)。

「揚げ足をとってばかり」(新潟県・46歳・男性)

 など、特に男性からの不支持が目立つ。

蓮舫さんと辻元さん、2人とも同じ政党で、与党を厳しく追及し、頑張る女性議員の代表というイメージです。でも蓮舫さんのほうは、先月行われた週刊女性の読者アンケートで『総理になってほしい女性議員』にランクインしていました。もし蓮舫さんより年齢が少し上なだけで辻元さんの評価が下がるのなら、ちょっと気の毒ですね」

 女性議員で党の顔とも見られることで“出る杭は打たれる”のか? '22年の衆院選ではまさかの落選。一度議員バッジを失ったが、同年の参院選で比例当選を果たした。

「年齢以外で蓮舫さんと違う点は、あの大阪弁(笑)。答弁の激しい印象が強く、それで損をしている気もします」

 4位は鈴木宗男氏(76)。収賄罪で'10年に実刑判決が確定したあと失職したが、'19年の参院選で9年ぶりに国政に復帰した。

「何もしないくせに幅を利かせている」(新潟県・65歳・男性)

 など辛辣な意見も。

「何もしてないことはないんですけどね。昨年もロシアを訪問するなど永田町でも行動的なほうだと思いますよ」

 そのロシア訪問が党に無断であったことなどが問題となり、日本維新の会を離党。現在は無所属で活動を続ける。

「自民党は対ロ制裁措置を続けていますが、ウクライナ侵攻終結後のことを考えると、エネルギーや漁業問題などの観点からもロシアとの交渉窓口を完全に閉じてはいけない。鈴木氏の行動は政府の方針に反しますが、それを見据えて活動する政治家も必要という意見もあります。野党や無所属では言動が見えにくいですから」

 3位は岸田文雄首相(66)がランクイン。

「国内は増税するくせに海外にはばらまきメガネ」(徳島県・40歳・男性)

「なんでも税金に上乗せすればいいってもんじゃない」(東京都・52歳・男性)

 など、増税への反発意見が多かった。2月16日には、少子化対策の財源確保のため社会保険料に1人500円弱とされる額を上乗せして徴収することを閣議決定。大きな批判を浴びたばかりだ。

「少子高齢化で資源のない日本は財源不足です。増税はやむを得ない点もありますが、少子化対策の財源を社会保険料に上乗せするというやり方は、増税メガネといわれることを回避するために国民を欺くことになります。

 もっと頭をひねってアイデアや工夫をすることで、国民の税負担を少しでも軽減することに心血を注いでほしいものです」

政治は年齢ではなく、国を動かす力が必要

 2位にランクインは、3500万円の書籍代が大ブーイングを浴びている二階俊博氏。国会議員の中では最高齢で、今月85歳になった。

「権力と金にしがみついて、それが年々顔に表れてきている」(静岡県・48歳・男性)

「金権政治の象徴」(兵庫県・61歳・男性)

 など、金にまつわる負の印象がぬぐえない。

「もう85歳。一般社会ではとっくに引退の年齢です。確かに歩みや会話も遅い印象ですが、知恵は若手議員は足元にも及びません。二階さんを選挙で選んでいるのも紛れもなく国民なんです」

 なぜ世代交代が進まないのか。党内で若手の有望株が育たないことも理由のひとつ。

「今回の問題でも、ベテランを批判するぐらい骨のある若手は1人もいません。例えば元首相の父親を持つ小泉進次郎氏に国民人気が集まりますが、進次郎氏が政治を大きく動かしているかといえばまだまだ。

 国を動かすにはむしろ年季や経験、見識そして統率力など諸々が必要になります」

 ダントツの1位は、83歳の麻生太郎氏。

「発言が上からすぎる。国民のこともばかにしているはず」(埼玉県・47歳・女性)

「時代錯誤の男尊女卑オヤジ」(東京都・33歳・女性)

 と、女性からの批判が相次いだ。

「麻生さんは2度目の総理をあきらめていないという噂もあります。バイデン大統領だって81歳ですから(笑)」

 2月時点で、自民党内のオーバー80は麻生氏、二階氏を合わせてなんと8人もいる。

「例えば今回、裏金問題のリストにも名前が挙がった元防衛庁長官の衛藤征士郎議員(82歳)を知る人は、失礼ながら少ないと思います。連続当選しても、あまり活動が見えない長老議員も大勢います。今回の企画で名前の挙がった6人の方は裏を返せばそれだけ力があり、表に出て仕事しているということなのかもしれません」

 日本人は世界でも特に「変化を嫌う」傾向にあるという。政治を変えたいなら、まず私たち国民もアップデートが必要なのかもしれない。

引退してほしい“老害”政治家ランキング5

1位 麻生太郎 293(159/134)票
2位 二階俊博 254(175/79)票
3位 岸田文雄 122(65/57)票
4位 鈴木宗男 46(20/26)票
5位 辻元清美 42(29/13)票、志位和夫 42(27/15)票

取材・文/植木淳子

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