「遠征大好き」大谷翔平の妻・真美子夫人が支える“全米ツアー”に待ち受ける試練
週刊女性PRIME / 2024年4月9日 21時0分
「なかなか調子が上がってこなくて、焦る気持ちと早く打ちたいという気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようということに努めてきたので、何とか1本出てよかったかなと思います」
日本時間4月4日、待望のドジャース1号を放った大谷翔平。長い苦しみの末にようやく飛び出した初アーチに、安堵の表情だった。
「サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で右中間席への特大のホームランを放ちました。開幕から9試合、41打席目でのシーズン初ホームランは大谷選手にとって自己ワーストでしたが、日本時間4月6日のシカゴ・カブス戦でも2試合連続のホームラン。調子を取り戻してきています」(スポーツ紙記者、以下同)
“パートナー”の裏切り
この不調には、誰よりも信頼していたはずの人による裏切りの影響もあっただろう。
「韓国での開幕戦を戦った後、通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博問題が発覚。さらに水原氏は多額の借金を抱え、その返済のために大谷選手の口座から送金していました。大谷選手は“メンタルを言い訳にしたくはない”とコメントしていましたが、一連の騒動の影響がまったくなかったとは言えないでしょう」
通訳という役職を超えて大谷をサポートしてきた水原氏を失ったことは、シーズン中の生活にも影響しそうだ。
「大谷選手はコンディションを整えるため、遠征先でもめったに外出せず、ホテルで過ごしていました。昨年、ニューヨークのおすすめスポットを聞かれ“1回も出たことがないのでわからないです”とコメントして、ファンや報道陣を驚かせるほど。遠征中は水原氏が“24時間体制”でサポートしていましたが、新通訳のアイアトン氏が同じような役割を担うのは難しいでしょう。水原氏が担っていた“業務”は大谷選手にとってかなり大きいものでした」
ただ、水原氏に代わってサポートする新たなパートナーが大谷にはいる。
「2月に結婚発表をした真美子さんです。真美子さんは『富士通レッドウェーブ』で現役のバスケ選手だったときに“遠征は楽しいので好き”と話していました。愛犬の“デコピン”がいるとはいえ、大谷選手が遠征で家を空ければ真美子さんは1人。夫の遠征先についていくかもしれません」(バスケ業界関係者)
“レジェンド”との共通点
水原氏の突然の解雇により、負担が増えるかもしれない真美子さん。家族に話を聞こうと、都内の住宅街にある実家を訪れると、ちょうど真美子さんの母親が帰宅。記者が声をかけるも、「すみません、すみません」とだけ残して、足早に家の中へと入っていった。
メジャーリーガーのパートナーが遠征先に行くことはよくあることなのだろうか。現地で取材するスポーツライターの梅田香子さんに聞いた。
「どこの球団も1シーズンに1回は“ファミリーデー”という日が設けられており、選手と同じ飛行機に乗って遠征先まで一緒に移動できますが、毎試合というのは難しいです。ですが、アメリカ国内の飛行機に自由に乗れる契約を球団と結んでいたり、自費で家族を連れてくるという選手は多いです。子どもがいても家庭教師のような人を雇って、妻を遠征に連れてくる選手もいます」
偉大な日本人メジャーリーガーの先輩も、妻が遠征先で手厚いサポートをしていた。
「イチローさんの奥様も遠征先まで来ることがよくありました。イチローさんの場合は奥様が先に帰宅して、イチローさんが戻った時には普段どおり過ごせるように家の中を整理するなど、かなり献身的に支えていました。大谷選手の場合はこれまで水原さんがプライベートの部分もサポートしてくれていましたが……。ただ、真美子さんはスポーツ選手だったので、アスリートへの理解もあるでしょうし、大谷選手にとっていいパートナーになりそうです」(梅田さん、以下同)
イチローと大谷にもある共通点があった。
「イチローさんも“一弓”という犬を飼っていて、“自分の息子”というほどの愛犬家でした。犬にとって飛行機や引っ越しはストレスになります。遠征中や、移籍で新しく家を買ったときにはトレーナーに一弓の世話を任せていました。愛犬家のメジャーリーガーは多いですから、大谷選手も信用できるトレーナーを紹介してもらえるかと思います。韓国での開幕戦にはデコピンを連れてきていないようでしたので、もしかしたら、すでにトレーナーが見つかっているかもしれません」
単純に遠征に同行するといっても、そう簡単なことではないようで。
「国内移動といってもアメリカは国土が広く、基本的に飛行機での移動です。ドジャースの本拠地があるロサンゼルスは西海岸。ニューヨークなど、東海岸への遠征となると、5~6時間ほどのフライト時間に加えて時差もあります。さらに、真美子さんにとっては、初めてのアメリカ暮らしで、言語も環境も日本とは全然違います。大谷選手の遠征先についていき、サポートするのも決して楽ではないでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
2人にとって苦しいことが待っているかもしれない“全米ツアー”。夫婦愛があれば乗り越えられる!?
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