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中居正広の「相手さまがいる」はただの逃げ、守秘義務以外で自由に語ることができる部分

週刊女性PRIME / 2025年1月10日 16時30分

中居正広

 昨年はダウンタウンの松本人志。今年は中居正広で、年明けの芸能ニュースはざわめいている。

 松本は「事実無根で~す」「戦いま~す」とファイティングポーズを示したが、さすが、のんびり中居くんである。

中居正広の能天気な解釈

「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」

 ちょっと能天気な解釈だ。

 松本が、訴訟取り下げの際に発表したコメントには「金銭の授受はありません」と明言していた。つまり示談ではないですよ、ということを強調したコメント。

「示談というのは白黒ついているということなのです。松本さんにとっては、グレーであることが重要なのです。松本の言い分も相手の言い分にも耳を傾けることができるグレーという領分。中居さんは示談をしたということ。そうすると白黒ついたということで、中居さんは自ら真っ黒ということを認めていることになるわけです」(民放報道局記者)

 トラブル発覚後、初めて発した前述の中居コメントに、1億総ツッコミ状態である。のんびりにもほどがある。どうぞ、支障なく続けてくださいよ、と。

 テレビ番組制作プロデューサーは、中居の心理を読み解く。

「中居さんは、番組スタッフを束ね、共演者にもプレゼント攻勢をして、どの番組も“チーム中居”として機能させてきた。身内の理解を得られれば問題はない、と思い込んでいる。これまで、仕事があるのが当たり前の人にとっては、仕事を続けるかどうかは自分が選べるものと誤解していると思われますね」

中居正広の見落とし

 メディアの真ん中で常にレギュラー番組に恵まれ、仕事に困ることなく芸能活動してきたスター中居。

 中居のMCとしてのスキルが仕事のオファーを呼び込んだことは否めないが、出演者という立場はあくまでも受注する側に過ぎない。発注者はメディア側で、そこにはスポンサーの意向が反映され、スポンサーは世論を見極める。そして今、スポンサーは世論に敏感で、世論はSNSで作られることを知っている。そのような流れを中居は、見落としている。

 これまでコメントしなかった沈黙の理由として中居は守秘義務を上げる。守秘義務が何なのか、当事者以外は分からないが、すべてがすべて守秘義務ではないことは、中居がコメントを発表できたことが証明している。松本も、守秘義務を盾にして会見することが難しいとしてたが、芸能記者の単独取材には応じている。

 中居にしても松本にしても、守秘義務以外の部分にしゃべることができる部分はあるのである。

 例えば中居の場合、当初フジテレビ局員の関与が報道されていたが、それを完全に否定した。

「であれば、中居さんが店を予約したのですか、それとも自宅ですか」「最初から相手のXさんだけをお誘いしたのですか」「Xさんとの連絡手段は電話ですか、LINEですか、それ以外ですか」「お酒は飲みましたか」「どれくらい飲みましたか」「部屋の広さはどれくらいでしたか」云々。

 まさかこの手の質問まで守秘義務には含まれないだろう。

 松本にしたって、守秘義務以外の質問には答えられる。にもかかわらず、会見に応じないのは、メディアによってたかって質問されることが嫌なだけ、墓穴を掘ってしまう心配があるだけと思うしかない。

メディアから逃げなかったビートたけし

 お笑いレジェンド・ビートたけしは、交通事故を起こした後も、暴力事件の拘留から保釈された後も、ことあるたびに会見し、当時は元気だった芸能リポーターは正面切って詰め寄った。時として言い合いになった。逃げないたけしの姿、闘うたけしの姿は強烈な印象を残した。

 たけしの場合、法的な守秘義務はなかったが、徒手空拳でメディアに対峙する姿は清々しかった。

 メディアから逃げないたけしに対し、メディアの前に出てこない「まつもtoなかい」。せめて「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります」と語っているように、その「至らなさ」については自由に語ることができるはずだ。それは自身の大いなる反省点になるため、守秘義務に含まれるはずがない。

「相手さまがいることです」というひと言を盾に、自分を安全地帯に置いたままの中居。まずは「守秘義務があるので答えられることには限界がありますが、質問を受け付けます」と会見すること。だとしても、起死回生となるかは見通せないが。

取材・文/薮入うらら

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