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水族館でワカメ収穫→実食 八景島シーパラダイスの「春の風物詩」人気上昇中...美味しすぎてリピーターも

Jタウンネット / 2024年3月20日 17時0分

水族館でワカメ収穫→実食 八景島シーパラダイスの「春の風物詩」人気上昇中...美味しすぎてリピーターも

水族館ではたくさんの海の生き物たちが生活している。小さな魚、大きな魚、すごく大きな魚、エビカニタコイカ、クラゲに深海生物、ペンギンや海獣たち。

しかし、水族館で育てられているのは、そんな動物たちだけではない。

八景島シーパラダイス(神奈川県は横浜市)では、こんなやつらも育てられている。

でっかい!(画像は八景島シーパラダイス提供)

わかめである。

実はシーパラでは、毎年春のシーズンになると、施設内で育てたわかめの収穫体験を行っている。

しかも、収穫したわかめは参加者が持ち帰ることもできるほか、館内のレストランで食べることもできるんだとか。

水族館産のわかめの収穫と実食......なんだかとっても興味をそそられる。気になった記者は2024年3月16日、イベントの詳細について八景島シーパラダイスに話を聞いた。

わかめは「青い炭素」

同館飼育員の野村俊介さんによると、わかめを育て始めたのは2011年12月。横浜市とともに脱温暖化プロジェクト「ブルーカーボン」の実証実験としてわかめの植え付けを行ったのが、活動の始まりだった。

その後、12年3月に初めて収穫を行い、それから毎年継続しているという。

「わかめは海の中で二酸化炭素を吸収して成長します。わかめが吸収した二酸化炭素は青い炭素=ブルーカーボンと呼ばれ、地球温暖化の緩和の役割を果たしています」(野村さん)

わかめが育つ「うみファーム」は、「海」と「食育」を合わせた造語「海育」をテーマにしたエリア。海の環境を身近に感じ、興味を持ってもらうことを目的に、様々な体験を実施している。

わかめの育成も、収穫体験を通じて参加者にそんな「海育」やブルーカーボンの重要性を学んでもらうために継続しているのだと野村さんは説明した。

わかめの植え付けの様子(画像は八景島シーパラダイス提供)

では、イベントではどのような流れでわかめを収穫していくのだろうか。改めて野村さんに教えてもらおう。

根元から折るのがコツ

イベントの参加者はまず、スタッフからわかめの生態とブルーカーボンについての説明を受ける。

その後、わかめが植え付けられたロープを海から引っ張り上げ、実物を見ながらわかめの部位(めかぶ、茎、葉など)の解説、収穫方法のレクチャーを受け、収穫体験へ。

「(収穫時は)めかぶを壊さないよう、できるだけ根本から折って収穫いただくのがポイントです」(野村さん)

収穫されたわかめたち(画像は八景島シーパラダイス提供)

収穫を終えたらわかめの重さを計測し、食べ方についても簡単に紹介してもらえる。

参加者は収穫したわかめを1組1株ずつ無料で持ち帰ることができるそうだ。

「前年に参加していただいたお客さまが『収穫したわかめがあまりにもおいしかった』と翌年にご家族を連れて参加してくださったり、初めてご参加されるお客さまも増えてきていたり、反響はあります。うれしい限りです」(野村さん)

2024年のわかめ収穫体験は、3月1日~31日の期間に開催。参加費は1組5人までで2500円(別途水族館への入館チケットが必要)。予約は公式サイトの申込ページから。

なお、今年は「ふえるわかめちゃん」の理研ビタミン(本社:東京都新宿区)とコラボした「ふれる!たべる!まなぶ!春のわかめフェス」の一部となっており、同社の商品「ふりかけるザクザクわかめ」が収穫体験参加者にプレゼントされるほか、館内のレストラン「Seafood&Grill YAKIYA」でわかめフードフェアも開催。バーベキューの食べ放題(大人3500円)のメニューに「八景島産わかめのしゃぶしゃぶ」も登場する。

持ち帰る1株では足りない! というわかめ好きは、利用してみるのもいいだろう。

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