相模原の自宅マンションで両親殺害…容疑で16歳長男を家裁送致 当初は認めるも「黙秘に訂正して」

横浜家裁（資料写真）

　相模原市のマンション一室で今年2月、住人夫妻の遺体が見つかった事件で、横浜地検は26日、両親を殺害したとして、長男（16）を殺人容疑で横浜家裁に送致した。家裁は同日、4月8日までの観護措置を決めた。

　事件は2月13日に父親の勤務先から「出勤していない」などと通報を受け、警察官が同マンションで夫妻の遺体を発見し発覚した。

　行方が分からなくなっていた長男は2月10日から同13日の間、自宅の同マンション一室で父親（52）を刃物で突き刺すなどして殺害したとして、同14日に殺人容疑で逮捕され、今月5日には母親（50）への同容疑で再逮捕された。

　神奈川県警によると、長男は「（父親を）殺そうと思って殺したことは間違いありません」と容疑を認め、母親の殺害についても「首を包丁で刺して殺害した」との趣旨の話をしたが、その後は「黙秘に訂正してください」と述べたという。