神奈川県内で火事相次ぐ、2人死亡3人けが 10日夜から横浜、横須賀、相模原で

（資料写真）

　10日夜から11日朝にかけ、神奈川県内で火災が4件相次ぎ、2人が死亡、3人が負傷した。横浜地方気象台によると、10、11日ともに県内全域で乾燥注意報が発表されており、同気象台は「火の取り扱いに注意してほしい」と呼びかけている。

　10日午後8時25分ごろ、横浜市神奈川区神大寺2丁目の木造2階建てアパート1階、会社員の男性（55）方から119番通報があった。アパートを全焼し、けが人はいなかった。

　同日午後9時40分ごろ、同市泉区上飯田町の市営上飯田住宅7号棟（鉄筋コンクリート造5階建て）2階、無職の女性（80）方で119番通報があった。女性の部屋を全焼したほか、上階に住む30代男性が煙を吸うなどして病院に搬送された。

　11日午前1時ごろ、横須賀市田浦泉町の無職の女性（93）方から119番通報があった。木造2階建て住宅を全焼。焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかったほか、女性の孫の男性（29）が頭に軽いやけどを負った。

　同日午前7時半ごろ、相模原市緑区下九沢の木造2階建てアパート1階の男性（76）方で男性の長男（36）から119番通報があった。男性方を全焼し、上階の1室の一部を焼いた。男性が煙を吸うなどして軽いけがを負った。