自民党がホっと一息 盛り上がらない日本学術会議問題 「コロナとアメリカ大統領選で乗り切れる」(自民党関係者)

TABLO / 2020年11月13日 6時40分

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これから菅総理の手腕が問われる(撮影・編集部)

日本学術会議の任命問題がさほど盛り上がりません。

菅総理誕生時の支持率は7割近くあったものの、自民党幹部は「これはあくまでご祝儀。ここからどこまで下がるのか」という冷静な見方をしていました。

平井デジタル相や河野行革担当相など個性の強い閣僚にメディアは焦点を当て、ワイドショーでも時間を割いて放送されました。世間はそういった露出に弱いものです。菅内閣の支持率も高いものがありました。そこへ振ってわいた「日本学術会議任任命問題」。菅総理の説明が不十分という事もあって、野党のかっこうの餌食になるはずでした。

事実、予算委員会では立憲民主党の辻元議員、蓮舫議員、共産党の小池議員といった主要議員はかなりの時間を割いて、「なぜ六名の学者を学術会議から外したのか」と問い詰めました。

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しかし、自民党関係者は

「それでも菅総理は逃げきれるのではないでしょうか。安倍前総理の『桜問題』でさえ、既になかった事のようにされています。モリカケもそうです。つまり安倍総理の人気は低下しても自民党の支持率がキープしていれば自民はそれでよいのです。だから菅総理の今回の予算委員会の答弁もはっきり言って、スムーズではありませんが、このまま乗り切るでしょう」

と話しています。

一方で報道では、途中から論点がズレはじめ、日本学術会議の在り方、引いては学者の在り方まで問うコメンテーター(橋下徹氏、平井文夫フジテレビ上席解説員)などもいました。因みにその度に司会に問題がズレていると指摘されていましたが(「BS-TBS」など)。

結局、菅総理の任命問題を論議している間に、アメリカ大統領選がスタート。かつてないほど混乱した選挙に、国民の、世界の関心はまず、学術会議問題からそちらに移りました。

続いて北海道をはじめ、首都圏などを中心とした、コロナの第三波。これは深刻です。日本学術会議の在り方よりも国民は自分たちが生き残るの必死ですから。

「ある自民党幹部が言っていたのが、不謹慎ではあるが日本学術会議はコロナ禍でうやむやになるだろう。一息つける、と」(全国紙政治部記者)。

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自民党の特徴を二つ挙げるとすれば

1・二度と野党に下野したくない

2・一度、自民党を出ていった人間は許容しな

と言えるでしょう。2に関しては石破元幹事長が次の総裁の目がない、と言われています。1は「民主党政権の悪夢よ二度とこないでくれ」という切望です。ですから、以前、小池都知事が希望の党を作って、一時国政にうって出ようとした時は自民党幹部の顔色が変わっていました。

「コロナ第三波で日本学術会議の問題はおそらく国民の関心から外れるでしょう。が、菅さんはそれで安心は出来ません。コロナ禍にどう対処するのか菅総理の手腕が問われます。本当に日本のリーダーたり得るのか。それか、やはり番頭(官房長官)の器に過ぎなかったのか。また安倍前内閣の負の遺産の一つ、財務省職員の赤木氏の自死について、まだご遺族が納得されていません。拉致問題についてもそうです」

一息つけたのもつかの間、コロナという国難にどう立ち向かうのか、国民は息をのんで見守っています。そしてコロナ禍が明けた後に待ち構える、安倍前内閣の負の遺産に対しても。(文◎編集部)

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