「数百円で入手して5000円で転売」闇市場で人気のジェネリック医薬品、その意外な使用方法とは?
TABLO / 2013年9月26日 17時0分
「Bは東京では4~5年前にある組織が大々的に売っていましたね。今は東京の病院も出さなくなったのですが、西成ではまだ扱っているところがあるんですよ」(事情に詳しい週刊誌記者)
なぜジェネリックの薬品なのか? その答えはこの西成という地域に答えがある。西成は圧倒的に生活保護者の割合が高い。それ故に医師に処方される薬は圧倒的に低価格なジェネリック医薬品が多いのだ。そこで西成の住人に格安で処方された「医薬品B」を裏社会の転売人が買い取り、覚醒剤の常用者に高値で売るのだ。数百円で処方されたは「医薬品B」は末端価格でワンシート(10錠)5000円になる。
ちなみに、東京では覚醒剤を抜くためには点滴を使うのが主流だ。通称「シャブ抜き病院」と呼ばれる常用者御用達の病院も新宿某所に実在する。ここは芸能人も利用することでも知られている。しかし、「シャブ抜き」の際の点滴は1本1万円以上と高額で最低3本は必要だという。それを考えると低コストな「医薬品B」に人気が集まるのも理解できる。裏社会では「シャブ抜き」もデフレ化しているようだ。
Written Photo by 西郷正興
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