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僕が新入社員の時に感じた会社の「謎言葉」と「謎習慣」 新入社員の皆さん、悩む必要はありません

TABLO / 2021年5月1日 6時0分

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名刺交換の時に気を付けなければならない事は(撮影・編集部)

新入社員の皆さん、会社には慣れましたでしょうか。大学生から社会人へといきなり環境が変わるのですから、戸惑う事があるのは当然です。悩まなくても大丈夫。諸先輩方も皆、悩んできた訳ですから誰でも通る道です。個人的な事で恐縮ですが、僕が大卒で入社した会社は現在の編集者ではなく、産経新聞の子会社の広告代理店・マーケティング会社でした。そこでは営業部でしたが、大学生とは別の言論空間が広がっていました。覚えている限り、列挙したいと思います。

1・「お世話になっております」

先輩社員の電話の受け答えで上記の言葉は未だに、カルチャーショックでした。むしろ言わなければ失礼にあたる修辞なのに、です。ですが、「知らない会社から電話がかかってきて、お世話になっているかどうかわからないのにナゼ?」と思っていました。言葉通り取れば「その人にお世話になっているかを分からない」のですが、お世話になっている場合、一応言った方がよいビジネス挨拶なのだなと、割り切っています。もっと気合を入れる時は「いつもお世話になっております」になります。当時の違和感は未だに持っています。

2・「ご苦労様です」
これを言ったら注意されますね。一応、外注の方に向かって言うような言葉です。いや、それでも不遜です。上司から部下に向かって言う言葉とされています。ですから、この言葉はもう僕は使用していません。「お疲れ様です」が無難です。これは上の立場の方に向かって言うので、どういうケースでも失礼に当たらないでしょう。むしろ上司が部下に言うと「謙虚な人だ」と評価があがる可能性もあります。「実るほど頭が下がる稲穂かな」の精神を忘れないようにしていきたいものです。

3・名刺交換する時に手を合わせる
これも編集者ペーペー時代に受けた洗礼です。営業ではこういう事、しなかったのでカルチャーショックを受けました。名刺は通常、相手が出すまえにきちんと両手で持って、先に出して、相手の名刺は両手で受けるのでベストです。で、商談の際は名刺は机の上に、相手の正面に顔と名前が一致するように置くのが礼儀。これで十分なはずですが、営業から編集になった時、ライターさんと名刺交換する時(年上です)両手を合わせて拝むような恰好をして受け取る人がいました。

これって流行りでしょうか。1990年代には結構いらしゃったように思います。まだ若僧だった僕も、「カッコイイ」とか思ってしまい真似をした時期がありましたが、誰がいつやり出したのか周囲の編集者、ライターに聞いても不明です。僕は今はやっていませんが、つい当時の癖で出てしまう時があります。

4・「了解しました」
これはメールで使用される文言と思われます。ここ数年、使われているのではないでしょうか。僕も「了解しました」という文言をメールで受け取った時、ほんのわずかな違和感を覚えましたが、送ってきた人がかなりのベテランライターでしたので、「では使ってもいいのかな」と思い、度々使用していました。が、ある本を執筆中、版元は日本を代表する大手出版社だったのですが、やんわりと「了解しましたって人によっては失礼にあたるみたいですね。『承りました』を私は使っています」と言われました。なるほどと思い、その人との関係性に応じてですが、その後「承りました」を使用するようにしています。

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5・「拝」or「再拝」
テレビ朝日のコメンテーター玉川徹さんが「新潮社の人とメールでやり取りしていて出版社の人って最後に名前を書いた後、『拝』ってつけるんですね」と驚いていました。これって僕も「拝」をつけますが出版社だけではない気がします。ライターさんも「拝」をつける人とつけない人がいます。
で、僕が付き合いのある人たちで言うと右翼民族派の皆さんは「拝」をつけている気がします。そこからの流れなのでしょうか。これを付けるとやはり丁寧感が相手に伝わるので、新入社員の方がこれを使ったら「デキる」と思われるか「堅苦しい」となるか、でしょう。因みに返信した際にさらに返信だと「再拝」とつける人に会った事があり、丁寧過ぎて僕はちょっと引きました。

6・「幾重にもわたってお詫び申し上げます」
産経時代に先輩が電話で平謝りしていました。「おっしゃる通りです」「ごもっともでございます」。耳に入ってくる謝罪の言葉群。そしい未だに覚えているのが
「幾重にもわたってお詫び申し上げます」
でした。これは大卒新人の僕にとってはカルチャーショックで、会社員というものはこんなに丁寧に謝罪するものなのか。これは誠意が伝わるはず。僕も使おうと思ったものでした。が、何年か社会人生活を経ていくうちに、編集者になって行く訳ですが政治家の謝罪に「幾重にもわたって」は結構使われているんですね。「定型文か」と、それまで先輩の真似をして抗議に対して使用していましたが「幾重にもわたって」の重みが無くなっていきました。「定型文じゃん」と相手に思われたら損です。「自分の言葉」で謝る時は謝りましょう。

7・時計を内側に回しておく
これは礼儀と言えば礼儀です。打合せが伸びた際、時計を見る時に視線を落とすだけでOKです。腕を見ると動作がどうしても大きくなり、相手に気を遣わせてしまいます。なので、これも先輩社員から教わったのですが、時計の文字盤を内側に向けておくようにしていました。ちょっとした事ですが、いかがでしょう。

以上、新入社員のときに受けたカルチャーショックや勉強になった事を羅列してみました。参考になれば幸いです。(文@久田将義)

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