JFK暗殺事件から半世紀...暗殺研究家と自称真犯人による情報操作の全貌【前編】

東京ブレイキングニュース / 2013年11月26日 18時0分

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 第三五代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの暗殺から、今月二十二日で半世紀が経過した。遺児キャロライン・ケネディ氏が駐日大使に赴任したこともあって、事件に関する特別番組や新刊は日本でも続きネットでも話題になっている。

 米政府の事件の公式調査委員会は、暗殺は元海兵隊員リー・オズワルドの単独犯行であり彼に背後関係はなかったと結論したが、陰謀の存在を信じる人は今も多い。筆者は、この陰謀説は暗殺研究家と自称真犯人の捏造だと考えており、彼らによる半世紀にわたる情報操作の全貌を暴いた『何から何までデッチ上げ:ケネディ暗殺陰謀論は捏造だった』を今月五日に刊行する企画があったが、諸般の事情でボツになり、今現在、原稿をリライトしながら出版社を探しているところだ。

 この事件に関しての研究書や自称事件関係者の告白本は有象無象に存在し、アメリカでも五十周忌前後に九〇冊近い新刊がでたほどである。本記事では、日本のネットユーザー向けにポピュラーなケースを説明しよう。

 日本で一番有名なJFK暗殺研究書は、"国際政治ジャーナリスト"落合信彦氏の『2039年の真実:ケネディを殺った男たち』(初版1977年)である。同書は版元を変え改訂を重ね、数日前に新版の『二〇世紀最大の謀略:ケネディ暗殺の真実』(小学館文庫)が出るロングセラーとなっている。

 この新刊は帯で「本当の(実行犯)の実名がここにある!」と宣伝しているが、これは、事件の黒幕と長年囁かれてきた、シカゴマフィアのボス、サム・ジアンカーナから"真相"を聞いたという実弟チャックと彼の名をもらった息子の共著『DOUBLE CROSS』("裏切り"の意味、以降『ダブル・クロス』と呼称1992年)の記述に依ったものだ。

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 同書刊行当時落合氏は『SAPIO』『週刊ポスト』誌(共に小学館)の記事で内容を絶賛し、自らの手で『アメリカを葬った男』(光文社)として訳出している。サムは弟にジョンソンとニクソン、CIA幹部やダラス市長、マフィアのボスが事件に関与したと語り、息子サムが落合氏に語ったところでは、本の刊行動機は映画『JFK』が「中途半端」で、「ああいうたぐいのものがJFK暗殺の真実としてまかり通っていいわけがない」(『二〇世紀最大の謀略』四七七ページ)からだという。

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