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[KWレポート] 韓流大手事務所と女性プロデューサー対立…NewJeansの試練 (上)

KOREA WAVE / 2024年4月23日 12時21分

ソウルのHYBE社屋(c)NEWSIS

【KOREA WAVE】K-POP最大のエンターテインメント企業「HYBE(ハイブ)」が、グループ「NewJeans(ニュージーンズ)」が所属する子会社「ADOR(アドア)」のミン・ヒジン代表ら経営陣に対する監査権を発動した。だが、ミン代表とADOR側は今回の件の本質はガールズグループ「ILLIT(アイリット)」による「NewJeansコピー」と反論している。

NewJeansはミン代表が総括プロデュースを引き受けたK-POPのガールグループ。ILLITはHYBEのパン・シヒョク議長がプロデュースに参加した、HYBE傘下のレーベル「BELIFT LAB(ビリーフラボ)」の新人ガールグループ。ADORがHYBEに「コピーではないか」と問題提起したところ、HYBE側はミン代表に対し、解任の手続き通知を送ったという。

エンターテインメント業界関係者によると、HYBEは22日、ミン・ヒジン代表と役員A氏らに対する監査に着手した。HYBE監査チーム所属の職員らが同日、ADOR経営陣のもとを訪れ、会社の電算資産の回収と対面供述の確保に乗り出した。

HYBEは、ミン氏らが投資家を誘い込むため対外秘の契約書などを流出させたり、HYBEが保有するADORの株式を売るよう誘導したりする方法などを議論したとしている。

NewJeans=ADOR(c)NEWSIS

HYBEは特に、A氏が職権を利用してHYBEの内部情報を大量にADORに渡したと見ている。A氏は公認会計士出身で、HYBEの財務部署でIRを担当しながらHYBEの上場業務などに携わり、今年初めにADORに移籍した。

HYBEは、A氏がHYBE在職時から、ADORの独立に必要な非公開文書や営業秘密などをADOR側に渡したと疑念を抱き、ADORの経営権奪取を試みたとみている。

業界関係者によると、第3者割当有償増資によって外部投資家を募集すれば、HYBEが保有するADOR持分率を引き下げることができる。

現在、ADORの持分はHYBEが80%、残りの20%はミン代表らADOR経営陣がそれぞれ保有している。ミン代表は昨年、ADORの持分18%(57万3160株)を買い入れており、HYBE(80%)に次いで2番目の株主だ。

ミン代表は、ADOR発足当時、持分を買収できるコールオプションを与えられ、これを行使したようだ。残りの持分2%(7万840株)は、ADORの他の役員が保有している。

ミン代表とADOR側は、内部資料の流出、外部投資など、HYBEが抱く疑念に回答すべき状況にある。だがミン代表側は、HYBE側への回答を先行させるより、「ILLITによるNewJeansのコピー」を問題視した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News

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