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軽に「SUV風」ブーム到来? スズキと三菱が新型モデルを続々市場投入する理由

くるまのニュース / 2019年4月5日 10時30分

売れている軽自動車に「SUVテイスト」ブーム到来? アウトドアユーザー向けのスズキ「スペーシアギア」と三菱「eKクロス」が市場投入された理由とはなんなのでしょうか。

■「軽ハイトワゴン」×「SUVテイスト」

 国内のクルマ市場で人気なのが「軽自動車」です。この「軽」というものは日本独自の規格となり、とくに「軽ハイトワゴン」と呼ばれる背の高いタイプのモデルが売れています。また、最近「アウトドア」や「車中泊」といったものがブームなこともあり、アクティブユーザー向けのSUVテイストモデルが各社から発売されているのです。

 なかでも、2018年12月発売のスズキ「スペーシア ギア」と2019年3月に発売された三菱「eK X(クロス)」はどちらもSUVテイスト満載のモデルですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 スズキ「スペーシアシリーズ」には、遊び心ある可愛らしいデザインが好評の標準モデル「スペーシア」とスタイリッシュでクールな迫力あるデザインの上級モデル「スペーシアカスタム」がラインナップされていました。

 新たに追加されたスペーシアギアの開発コンセプトは、『広い室内空間とアクティブスタイルを融合した“SUVな軽ハイトワゴン”』として、スライドドアの高い利便性を活かしたアクティブな仕様です。

 外観デザインには、力強さやプロテクター感を表現した前後バンパー、スズキ軽SUVをイメージさせる、丸目のLEDヘッドライト、タフさを生み出すガーニッシュと14インチアルミホイールを装着。

 内装デザインは、遊び心を盛り込んだ個性的な空間をイメージし、撥水加工シートや防汚タイプのラゲッジ、自転車を積む際のスロープ機構などを採用しています。

 グレード構成は、自然吸気エンジン(NA仕様)の「HYBRID XZ」とターボエンジンの「HYBRID XZ ターボ」という2種設定となり、どちらもCVT仕様で2WD/4WDの選択が可能です。

 スペーシアギアの特徴について、スズキの広報は次のように話します。

「ギアのデザイン面については、アウトドアテイストあふれるタフでアクティブな印象のエクステリアやタフな雰囲気に遊び心を盛り込んだ個性的なインテリアが特徴です。

 また、日常使いだけでなく、アウトドア、レジャーでの使い勝手にも優れたユーティリティー性や新設定色を含めた、幅広いカラーバリエーションもポイントとなります。

 全体の販売比率では『標準車約4割、カスタム約4割、ギア約2割』という形ですが、ギアの販売目標(2千台/月)を大きく上回る届出台数です」

※ ※ ※

 また、アクティブさを際立たせる純正アクセサリーには、専用ルーフキャリアやオリジナルデカール、ラゲッジカーテン、専用タープなどアウトドアや車中泊を楽しむことができるものが多く設定されています。

■人気軽モデル「スペーシア ギア」に強敵「eKクロス」現る!

 三菱は、軽ハイトワゴンの新型軽自動車「eK クロス」を2019年3月28日に発売しました。同車は、三菱「eKワゴン」の派生車となり、三菱独自のSUVテイストを持つクロスオーバーモデルです。

 eKクロスは、SUVらしい力強さをハイトワゴンに掛け合わせた(クロスさせた)ことから命名され、同社のオールラウンドミニバンとなる「デリカD:5」同様に三菱のデザインコンセプト『ダイナミックシールド』が採用され、アクティブで存在感あるデザインを表現しています。

 内装デザインは、『快適な空間』『スマートな使い勝手』をコンセプトにおしゃれさと実用性を追求し、スマホやティッシュケースなどを収納するスペースが多彩に用意。

 センターに位置するオートエアコンパネルは、高い視認性を実現したタッチパネル式で、風量調整スイッチと表示部をコンパクトに一体化していたことで、デザイン性も向上しています。

 パワートレインには、新しいハイブリッドシステムを採用し、エンジンとモーターの連携によって、燃費向上を図るとともに、力強く滑らかな走りを実現。

 また、路面に応じた走りを可能とする「フルタイム4WD(4WD車)」、雪道やぬかるみでも不安定なく運転できる「グリップコントロール(全車標準)」など、あらゆる路面状況においての走破性が高くなっているのです。

日産との共同開発モデルとなる三菱「ekクロス」

 eKクロスについて、三菱は次のように話します。

「新型ekワゴン・ekクロスは、日産と三菱が共同開発し、日産からは「デイズ」、三菱からは「eKワゴン」という車名で販売されています。先代モデルは、三菱が開発を中心に行っていましたが今回は日産が中心です。

 そのため、日産独自の先進安全技術や運転支援技術が備わっています。高速道路同一車線運転支援技術については、日産は普通車と同様に「プロパイロット」、初搭載となる三菱自動車では「MIパイロット」という名称で採用しました。

 また、新型eKクロスは『行動範囲を広げたい人に向けた、三菱らしいモデル』といえ、近年のアウトドアユーザーなどに合うモデルです」

※ ※ ※

 ほかにも、ダイハツ「キャストアクティバ」やスズキ「ハスラー」といったモデルも『SUVテイスト』です。また、ダイハツ「ウェイク」、ホンダ「N-VAN」なども『ハイトワゴン』ながらアクティブ性に寄っているといえます。

 人気の軽自動車市場において、スペーシアギアとeKクロスは『ハイトワゴン』と『SUVテイスト』という人気要素を詰め込んだ2台。今後もしばらく続くと予想されるとアウトドアブームの影響もあって、アクティブさを要望するユーザーには大注目なモデルです。

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